仲良し夫婦が営むほっこりカフェでお気に入りの1冊を探そう
海辺に移転した古本カフェ「Book & Coffee coyomi(こよみ)」訪問レポート 洲本市
淡路島洲本市で2年前に開店し親しまれて来た古本カフェ「Book & Coffee coyomi(こよみ)」が、先ごろ五色町鳥飼浦・新五色浜すぐ近くの一軒家に移転。今回はその新店舗をレポートします。
オーナーの竹村夫妻。旦那様の琢さんが古本部門、奥様の美亜さんがカフェ部門を担当。お二人の朗らかで気さくなお人柄に惹かれるお客様も、多数訪れます。
ドアを開けるとまず目に入る大きな書棚。店内には、小説や専門書など様々なジャンルの古本が常時約3,000冊並びます。ここから自由に本を選んで、テーブルでコーヒーやスイーツを楽しみながら読むことができます。もちろん気に入った本は、もちろん購入可能です。
お陽さまが燦々と入る縁側は、絶好の読書プレイス!
大型書店チェーンで店長を務めた経歴を持つ琢さん。新店舗では、新刊書も扱うようになりました。「メジャーではなくても、心から良いと思う作品を薦めたい」と、こだわりチョイスの新刊本が並びます。
カフェ部門では、美亜さんが焙煎した香り高いコーヒーと、お手製のスイーツがいただけます。コーヒーは、約30種類あるレパートリーの中から2~3種類をほぼ週替わりで提供しています。
また移転後から、新たに自家製チョコレートの製造・販売も始めました。カカオ豆の段階から作るチョコレートは、豆の細かい粒子が舌に残る手作り感ある食感。プレーンチョコのほかに、イチゴやキンカンなど季節の淡路島の果物を使った物も。地元産の食材を使用するのは、開店当時からの美亜さんのこだわりです。
今回は、おやつセット(1,000円)を試食。ハウスブレンドの「ブックブレンド」コーヒーとバスク風チーズケーキをチョイスしました。
「本に夢中になりコーヒーが冷めてしまっても、おいしく飲めるように」との想いから生まれた「ブックブレンド」コーヒー。冷めても苦みや酸味が出ないよう工夫されたマイルドな味わいで、香り高い風味が長く続きます。
バスク風チーズケーキは、表面のお焦げ部分にたっぷりの生クリームと五色町産のイチゴ、そして自家製チョコをのせた、見た目にもかわいらしい一品。
ケーキの中身はとても柔らかく、濃厚なのにさわやかな印象。まろやかなチーズの優しい風味が、口の中いっぱいに広がります。
おやつセットは、ベルギーワッフルを選ぶこともできます。
今後は店内での展覧会等、文化的な催しにも力を入れたいと話す琢さん。3月18日~29日は、東京在住の切り絵作家・ちくわさんの作品展「閃光」が開かれます。
のどかな海辺の町にある、陽だまりのように温かいお店で、ぜひゆったりとした時間を過ごしてみてください。
詳細情報
- 場所
- Book & Coffee coyomi
(洲本市鳥飼浦2160)
GoogleMapで探す - 営業時間
- 9:00~18:00
- 定休日
- 水曜日、木曜日
- TEL
- 080-2450-4453
- この記事の地域の天気情報