レトロな町家から発信する「はたらき方」と「食」のカタチ
「Workation Hub紺屋町」&「farm studio テーブルと燕」訪問レポート 洲本市
淡路島洲本市7丁目にあるレトロな町家に、昨年5月にオープンしたワーケーション施設「Workation Hub(ワーケーションハブ)紺屋町」と併設するカフェ「farm studio テーブルと燕」。今回はこの施設をレポートします。
碁盤の目状に整然と区画された城下町・洲本で、築70年以上を誇る町家を改修して作られた「Workation Hub紺屋町」。2階にかかる大きな看板は、昔は酒屋だった名残り。紺屋町は、この界隈の古い町名です。
入り口を入ると、まず手前にカフェスペース。その奥には、個別のテーブルが並ぶコワーキングスペースがあります。柔らかな照明と木を基調にしたインテリアが、落ち着いた雰囲気。母屋2階と離れにはミーティングルームや宿泊用の部屋もあります。
同施設を運営する地元の企画会社「シマトワークス」代表取締役・富田祐介さんと取締役・徳重正恵さんにお話を伺いました。
本施設は完全会員制で、個人会員なら月3,900円から利用することができます(年間契約の場合)。島外からの個人会員も多く、地元の人たちと親しみ暮らすように仕事を楽しんでおられるとか。洲本の町で働く良さを体感してもらいたいと、担当者がグループLineで、会員の滞在中の暮らしやビジネスを細やかにサポートしてくれます。
「この施設がワーケーションを実践する人たちが繋がるハブ(拠点)になれば」と、富田さんと徳重さん。会員契約前のお試しプランもあるので、ホームページから気軽に問い合わせてほしいと話します。
併設するカフェ「farm studio テーブルと燕」を運営する、藤田祥子さんと岡田舞さん。長年、淡路島で「食」に関する仕事に携わってきたお二人のこだわりは「淡路島の食材を必ずメニューに使用すること」。
通常は金、土、日曜日の営業で、会員以外ももちろん利用できます。新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置の発令に伴ない、取材時はお休みしていた「おひるごはん」(2種類)が、3月半ばから再開。予約制のお弁当(2種類)も提供しています。
各メニューの内容は季節ごとに、旬の食材や果物等に合わせて変更されます。
今回は、「平岡農園さんのホットレモネード」とヴィクトリアケーキを試食しました。オーガニックシュガーで漬け込んだレモンシロップでつくるホットレモネードは、たっぷりのレモンとビネガーの風味がしっかり効いています。隠し味のはちみつとローズマリーも良い感じ。
ヴィクトリアケーキは、スポンジの間にバタークリーム、フレッシュクリームとイチゴを挟んだ本カフェ独自のスタイル。米油を使用してさっくり仕上げたスポンジとまろやかなバタークリームの風味に、フレッシュクリームとイチゴの酸味があいまって、何とも言えない味わいです。
お弁当とケーキ類はテイクアウトも可能。焼き菓子類は常に7種類ほどが準備されています。
レトロな雰囲気に包まれた城下町のワーケーション施設で、穏やかな時間の中、あなた自身の新しい「はたらき方」を見つけてみては?
詳細情報
- 場所
- Workation Hub紺屋町&farm studio テーブルと燕
(洲本市本町7丁目1-32)
GoogleMapで探す - 開店時間
- farm studio テーブルと燕
金曜日、土曜日、日曜日の11:00~17:00
※営業日、時間については変更になる場合があるので、
インスタグラムでご確認ください。
こちら - 問い合わせ
- ・Workation Hub紺屋町
ホームページから
・farm studio テーブルと燕
0799-38-4416
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