プロが厳選する、とっておきのコーヒー豆で至福のひとときを

「太山寺珈琲焙煎室」実食レポ　神戸市西区

神戸市西区にある「太山寺珈琲焙煎室」に行ってきました。伊川谷駅から東へ車で8分、国宝・太山寺の麓にあります。

2015年にオープンしたお店では、コーヒー豆の販売を行っています。いわゆる“カフェ”ではないものの、テイクアウトしたコーヒーをお庭で楽しむこともできます。なんと、お菓子やケーキの持ち込みも可能！「このお菓子に合うコーヒーを教えてほしい」「食後の一杯にお勧めはどれ？」と、幅広い年齢層の方がいらっしゃるそうです。


「コーヒーに興味はあるけど、好みを上手く伝えられない…」そんな経験はありませんか？お店では、店員さんがお客さんの好みを丁寧にヒアリングして、その豊富なラインナップからその時の気分に合ったお勧めのコーヒー豆を提案してくれます。「こんな事聞いていいのかな…と思わず、とにかく何でも聞いてほしい！」と話すのは、店主の横野さん。お言葉に甘えて、筆者が詳しく尋ねてきました！
ブレンドコーヒー 各600円～（100グラムの価格）※お店では100グラム単位で販売
まず初心者の方にお勧めは、ブレンドコーヒーの3種です。「さらり」、「ほどよし」、「あまにが」の順で苦味が増していきます。一番人気の「あまにが」は、その名の通り甘さと苦さのバランスが絶妙なんだとか。価格が少しお安いので、お試しにちょうどいいですね！
シングルオリジン 各700円～（100グラムの価格）※お店では100グラム単位で販売
とっておきの一杯を楽しみたい方には、産地別のコーヒー豆がお勧めです。アジア、中南米、アフリカなど幅広い産地から取り揃えた豆がズラリ。中でも、「コロンビア」、「グアテマラ」、「インドネシア」、「エチオピア」、これらの産地の豆が人気だそうです。カップの隣に置いてある小瓶で、その芳醇な香りを比べてみてくださいね！
「コバン ブルボン」350円（HOT・ICEから選択可）
コーヒーについて少し詳しくなったところで、筆者も一杯頂いてみることにしました。「まろやかな感じで…」というふわっとしたオーダー（笑）に、横野さんが用意して下さったのはグアテマラ産の「コバン ブルボン」。今年採れたばかりの新豆です。
マグカップorテイクアウト用の紙カップから選べます（マイボトル持参もOK）
普段コーヒーを飲まないのでドキドキしていましたが、ブラウンシュガーとカラメルの甘みが効いて、まろやかな味わい…ブラックでも飲みやすく感じました。何より、屋外の澄んだ空気の中で頂く一杯は格別です！
パティスリー特製「チョコマフィン」250円
コーヒーのお供に「チョコマフィン」も頂きました。ほろ苦いチョコとコーヒーの組み合わせが美味しくて、ぺろりと食べてしまいました。お店では、近隣のパティスリーやパン屋から取り寄せた焼き菓子、クッキー、パン、地元産の無農薬野菜も販売しています。地域に根付いた取り組みが素敵ですね。
お庭でコーヒーを楽しむ際はブランケットで防寒対策を
前職はシステムエンジニアという、異色の経歴を持つ横野さん。専門学校でバリスタやラテアートについて学び、三宮のカフェで経験を積んだ後、「太山寺ののんびりした風土で子育てをしたい」と移住を決意したそうです。ゆったりとした時間が流れる店内で、お客さんとお喋りを楽しみながらコーヒーと真摯に向き合う姿が印象的でした。
太山寺の新たな“ランドマーク”になりそうな予感！
4月中旬には、リキッドコーヒーとカフェオレベースを合わせた新商品が発売されるんだとか。桜が見頃を迎える季節、太山寺でお花見と美味しいコーヒーを楽しむのもよさそうですね。

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