「宝塚生まれ、宝塚育ち」人にも自然にも優しい無添加化粧品

地元の廃棄物の再利用で生まれた宝塚発ブランド『自然をちからに』

「地元の廃棄物を再利用して無添加化粧品を作る」そんな面白い取り組みをしている宝塚発のブランド『自然をちからに』。もっと詳しくお話を聞いてみようと取材に行ってきました。

お話を聞かせていただいたのは「自然をちからにプロジェクトチーム」の一員で、販売総代理店をしている株式会社Mars international代表の角氏。宝塚市内に複数店舗ある美容室やネイルサロンのオーナーさんでもあります。

「宝塚の中で循環型の社会をつくろう」そんな思いがブランド立ち上げのきっかけになり、その思いに賛同した地元の人たちが集まり実現したそうです。
「酒粕と米ぬかで作った無添加の洗顔クレンジング」1,540円（税込）
『自然をちからに』ブランドの商品第一号となった「酒粕と米ぬかで作った無添加の洗顔クレンジング」。宝塚市西谷地区で作られている山田錦で作られる地酒の大吟醸からとれる酒粕を利用して作られた商品。独自技術により酒粕をパウダーすることに成功し、それにより酒粕エキスの製造が可能になりました。
左から「SAKEKASU+ 酒粕の化粧水」（100ml）2,750円、「SAKEKASU+ 酒粕のクリーム」（小 7.5g）550円、「SAKEKASU+ 酒粕の石鹸」（100g）1,320円　※価格は全て税込
酒粕に含まれる健康効果の高い成分による使い心地が評判となり、その後「SAKEKASU+」としてシリーズ化。化粧水や石鹸など、天然素材しか使用されていない商品はどれも人気が高く、使用した人の評判も良いとのことです。
「純米大吟醸酒粕パウダー」（100g）1,100円（税込）
酒粕パウダーのみの販売もしており、美容だけではなく入浴剤として使用したり料理に入れたりする愛用者の方も多いらしいです。
「KUSURASHI カンフルアロマスティック」550円（税込）
酒粕を使った「SAKEKASU＋」の他に、大正時代から2020年まで約100年に渡り宝塚で営業していた宝塚ホテルの旧館前にあったクスノキを再利用した「KUSURASHI」シリーズも展開しています。
（左）「KUSURASHI カンフルアロマチップス 1,100円（税込）
（右）「KUSURASHI カンフルリフレッシュナー」 （250ml）2,200円（税込）
自然を感じられるクスノキの爽やかな香りのする消臭・防虫剤やエアリフレッシュナーなど、こちらのシリーズも人気らしいです。
実店舗では宝塚市内の美容室mars各店、ネイルサロンColette各店でも販売中
※写真はColette 宝塚店
KUSURASHIシリーズは宝塚市文化芸術センターのミュージアムショップでも販売しています
現在は公式オンラインショップでの販売が中心ですが、美容室mars各店、宝塚文化芸術センターなど一部取扱店舗もあります。

現在は、酒粕とクスノキを利用したラインナップのみですが、いずれはもっと多くの「地元の廃棄物」を再利用した商品開発をしていく予定とのことです。

色々な所でSDGsやサスティナブルへの取り組みが盛んになってきていますが、限りある資源を無駄にせず、いつまでも大切に使っていくといった試み。さらにそれを地元の中だけで行おうとする試み。こんな取り組みが各地で活発に行われる世の中になったら良いですよね。

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