多彩な雛飾りを　織田家ゆかりの城下町で催し

「丹波かいばら雛めぐり 2023」丹波市

丹波市柏原町で3月18日から4月2日まで、恒例の「丹波かいばら雛めぐり」が行われます。期間中無休、観覧無料。

織田家ゆかりの城下町として知られる柏原（かいばら）には、代々大切に受け継がれてきた江戸時代から昭和初期の古雛をはじめ、稲畑人形という土人形などが数多く残されています。

同イベントでは、兵庫県有形文化財に指定されている「たんば黎明館」や「かいばら一番館（旧市役所柏原支所）」など町内13ヵ所で華やかな雛飾りを見ることができます。

会場となる「たんば黎明館」は、明治18（1885）年に氷上第一高等小学校として設立されたのが始まりだといわれ、その建築様式は、専門家から「明治時代初期の教育施設として日本でも五指に数えられる建物」と評価されるほどで、兵庫県有形文化財にも指定されています。

同イベントは、そんな柏原町の魅力ある建築物や、町並みを楽しみながら、つるし雛や、段飾りなど多彩なひな人形を堪能できるのが魅力。春の恒例行事として毎年多くの人が足を運びます。

＜記者のひとこと＞
各地区の自治会や有志によって丁寧に手作りされた「つるし雛」。華やかな段飾りに加えて、あたたかな彩りを感じられそうですね。

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