「ユーハイムクランツ」が期間限定110円でお試しできる
100周年を迎えた「ユーハイム神戸元町本店」に行ってきました
「ユーハイム神戸元町本店」(神戸市中央区)は100周年を記念して、3月7日にリニューアルオープンしました。事前のお披露目会に行ってきたので、今回新たに登場する商品や、地下1階で6月末まで設置される「ユーハイム100年 歴史展」について紹介します。
創業者は、日本で初めてバウムクーヘンを焼いたといわれるドイツの菓子職人・カール・ユーハイム。日本における1号店「E.ユーハイム」を横浜にオープンしたのが1922年3月7日で、ちょうど100周年を迎えるこの日に“企業である以上に、ユーハイムが商店だった時代に戻りたい”と原点回帰の想いでリニューアルを行いました。
リニューアル前と同じく1階は販売スペース。“純正自然”を表すやさしい白と、バウムクーヘンをイメージしたベージュに包まれた心温まる空間。新たにデザインされた白×赤×黒のユーハイムチェックがセンターに彩られています。
手前に新商品がならびます。入り口を背に左には同店のバウムクーヘンに究極の素材を組み合わせた4種類の商品が。「究極の抹茶バウム」「ラム酒のバウムクーヘン」「バウムクーヘン(コーヒー)」「黒豆のバウムリンデ」がそろいます。
右には人気商品のひとつ「フランクフルタークランツ」を、さらにおいしく改良した「ユーハイムクランツ」が新登場!
こちらの新商品は3月15日までの期間限定、2階のカフェスペースでお試しサイズを楽しむことができます。
お試しサイズの提供は「究極のバウムクーヘン食べ比べ」と「ユーハイムクランツ」。なんと「ユーハイムクランツ」は、別の商品注文時に限り、1ピース・プラス110円で注文できるのでとってもお得です。ふんわりとしたスポンジ生地に、メレンゲを加えたバタークリームをまとった逸品。リニューアルで、アーモンドシュガーのよりシャリシャリとした食感がプラスされました。
「究極の抹茶バウム」は、京都・宇治茶の老舗「丸久小山園」が特別に選んだ抹茶を贅沢に使用。抹茶本来の苦みと香りが口のなかに広がります。「ラム酒のバウムクーヘン」は、はじめて食べる大人の味にびっくり!高知県「菊水酒造」とコラボして、国産ゴールドラムの甘く豊かな香りと、山椒の爽やかな香りが漂うグラズーワ(砂糖衣)がコーティングされています。
「バウムクーヘン(コーヒー)」は、コーヒーハンター José. 川島 良彰氏監修のオリジナルブレンドコーヒーを使用。コーヒー風味というより、しっかりと豆本来の香ばしくて深く渋い味わいが堪能できます。バウムクーヘンのために開発されたクラック・イブ・ロースト製法によって、コーヒーの持つアロマとバウムクーヘンの香りが渾然一体となった美味しさに仕上げられているようですよ。
「究極のバウムクーヘンシリーズ」は、甘いものが得意でない人への贈り物にもぴったりです。
こちらも3月15日までの期間限定(以降は単品で販売)で「白と黒のショートケーキの食べ比べセット」が登場!日本人が連想するショートケーキは、生クリームに苺がのった真っ白なケーキに対して、ドイツ人はさくらんぼのお酒をきかせた黒いケーキを思い浮かべるそう。
ショートケーキは、甘いいちごと生クリーム、ふわふわのスポンジがひとつになった昔ながらのおいしさ。不要な添加物を使わず、自然の原料だけでつくる“純正自然”を掲げる同店のケーキは、子どもから大人まで安心して食べられます。
そして“黒い森のサクランボケーキ”を意味するドイツの「シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ」。日本のショートケーキとは全く違う、洋酒がきいた大人の味わい。チョコスポンジの甘さも控えめです。この機会にどちらが好みか食べ比べてみてくださいね。
地下1階では、6月末まで「ユーハイム100年 歴史展」も実施。カフェスペースを利用しなくても無料で観覧できます。神戸港が開港して洋菓子文化が伝えられ始めた1868年から現在に至るまでの“神戸スイーツと洋菓子の歴史”が鮮やかなイラストとともに分かりやすく表現されています。
1960年からのお菓子の箱が並べられたコーナーも。小さい頃によく目にしていたパッケージも見つけて懐かしい気持ちになりました。老若男女問わずに楽しめる空間ですね。
訪れた際には「ユーハイム10問10答」にもぜひチャレンジしてくださいね。壁にクイズの問題が描かれているので3択のなかから答えを選んで応募すると、3名にパーティーバウムが当たります。歴史展のなかに答えが隠されているので全問正解を狙ってみては!
そのほか「ドイツ人職人たちの功績」の写真や映像、バウムクーヘンがどんな旅をして日本で愛されるスイーツになったのか?がよく分かる「バウムクーヘングレートジャーニー」などが紹介されているので、じっくり観覧すると30分ほど滞在しちゃいそうです。
新パッケージにあしらわれている3色の意味は、白(純正材料)×赤(無添製造)×黒(職人の技術)。同店が今までもこれからも大切にしていきたい理念を表しています。
日本で100年間愛されたということを強みにしていこうと、新しいロゴは英語と並列して「ユーハイム」とカタカナも目立つように配置されています。皆さんお気づきでしたか?
創業者のカール・ユーハイムが日本1号店として開店した「E.ユーハイム」は、1923年9月の関東大震災で焼失。河本英雄社長は「すべてを失いユーハイムが無一文で神戸にやってきて再スタートした時代が、コロナ渦で店舗を休業したり工場をストップせざるを得ない現代と重なる。創業当時からほとんど変わらないレシピだが、職人の技術が日々進化することでおいしくなり続けることが大切だ。」と語っていました。
100歳のお誕生日を迎えてさらなる発展を遂げる「ユーハイム」を、神戸っ子としてこれからもそばで見守っていきたいですね。
詳細情報
- オープン
- 2022年3月7日(月)
※お試しサイズの提供は、3月15日(火)まで
※「ユーハイム100周年 歴史展」は6月末まで(10:00~17:00観覧可) - 店舗
- ユーハイム神戸元町本店
(神戸市中央区元町通1-4-13)
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