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「寅年」にちなんだ作品も 1月29日・30日は入館無料
丹波市立植野記念美術館『寅年・新春記念展 丹波を訪れた四人の巨匠たち』
丹波市立植野記念美術館(同市氷上町)で1月15日から3月13日まで、『寅年・新春記念展 丹波を訪れた四人の巨匠たち』が開催されています。
同展では、丹波の地を訪れた近代日本画の巨匠たちのエピソードを、彼らが丹波市内に残した作品を通して紹介。さらに「寅年」に因んだ作品や、七福神など縁起のよい主題の作品も併せて鑑賞することができます。
「河童の芋銭」と呼ばれた茨城出身の小川芋銭(おがわ うせん)は、市島地域の西山酒造の西山泊雲との出会いを機に、丹波を訪れました。泊雲宅付近の石像寺に滞在して絵画制作を行い、のちに西山家と親戚関係となるまでに親交を深めたといいます。「最後の文人」と呼ばれた富岡鉄斎(とみおか てっさい)の実母は春日地域の生まれで、鉄斎自身も青垣地域への逗留経験があり、丹波との縁が深い画家の一人。また、円山派・四条派に学んだ画家であり、竹内栖鳳などを輩出した教育者としても知られている幸野楳嶺(こうの ばいれい)は、明治4年、氷上地域に半年余り滞在した際、求めに応じて画筆を執ったと伝えられています。そして、「虎の翠石」と称された大橋翠石(おおはし すいせき))は、まるで生きているかのような迫力と緻密さで描かれた「虎」の絵画で国内外から高く評価されました。
期間中は、子連れでも気兼ねなく楽しめる「UEBI(うえび)ファミリーDay」や0~6才の子どもと保護者を対象とした「赤ちゃんからの美術鑑賞ツアー」といった家族向けの企画が用意されているほか、1月29日・30日は関西文化の日プラス協賛事業として終日観覧料が無料となります。
詳細情報
- 開催期間
- 2022年1月15日(土)~3月13日(日)
- 時間
- 10:00~17:00
※入館は閉館の30分前まで - 場所
- 丹波市立植野記念美術館
(丹波市氷上町西中615-4)
GoogleMapで探す - 休館日
- 月曜日
- 入館料
- 一般600円、大学・高校300円、中・小学生150円
※1月29日・30日は無料 - 問い合わせ
- 丹波市立植野記念美術館
TEL 0795-82-5945
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