最新のCTスキャンが解き明かす、古代エジプトの謎

神戸市立博物館　特別展「大英博物館ミイラ展　古代エジプト6つの物語」

神戸市立博物館（神戸市中央区）で2月5日より特別展「大英博物館ミイラ展　古代エジプト6つの物語」が開催されます。

歴史の殿堂として知られるイギリスの大英博物館は、古代エジプト文明の研究でも世界を牽引してきました。同展では、6体のミイラを選りすぐり、CTスキャンを用いた画像解析によって、外側からはうかがい知ることのできないミイラの謎を解き明かし、古代エジプト人の生活や文化を紹介します。

王家の所領を管理する役人、代々続く名家の神官、既婚女性、幼い子ども、と展示される6体のミイラは、年齢や性別、職業や暮らしていた時代も様々。CTスキャン画像をもとにした高精度の映像や、「食」「健康」「音楽」「家族」などのテーマに沿った展示物を交え、各ミイラの6つの物語が展開されます。
左：アメンイリイレトの内棺と、ミイラのCTスキャン画像から作成した 3次元構築画像 末期王朝時代・第26王朝、前600年頃 大英博物館 © The Trustees of the British Museum

右：ペンアメンネブネスウトタウイの内棺と、ミイラのCTスキャン画像から作成した3次元構築画像 第3中間期・第25王朝、前700年頃 大英博物館 © The Trustees of the British Museum
また、2019年に日本エジプト合同調査隊が発見し、現在も調査が続いているサッカラ遺跡のカタコンベ（地下集団墓地）を実寸大の部分模型で再現するなど、日本独自の展示も行われるそう。
左上：ジェドバステトイウエフアンクのカノポス壺 前380～前343年頃 大英博物館 © The Trustees of the British Museum

左下：襟飾り 前2040～前1985年頃 大英博物館 © The Trustees of the British Museum

右：黄金のカルトナージュのミイラマスク 前100～後100年頃 大英博物館 © The Trustees of the British Museum
音声ガイドナビゲーターは、『Free!』七瀬遙役、『呪術廻戦』真人役、『さんかく窓の外側は夜』三角康介役などで知られる声優の島﨑信長さんが担当。「老若男女みんなが楽しんでくれる、博物館の音声ガイドのナビゲーターを担当することができたのは夢のよう。ナレーションを読んでいるだけで面白くて、古代エジプトの光景が次々浮かんできました。自分の声と合わせて、より展示物をみなさんに楽しんでもらいたいと思います」とコメントしています。
かいけつゾロリコラボグッズ 缶バッジ（全7種）各330円（税込）
さらに会場では、「ピラミディオンの大麦ポン菓子」や「型抜きのマグネット」などの特別展オリジナルグッズも販売。2022年に35周年を迎え、幅広い世代に愛される人気児童書「かいけつゾロリ」とコラボし、描き下ろし特別イラストが描かれたグッズもラインナップするそうです。

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