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国内の美術館では、初公開の作品を多数展示も
芦屋市立美術博物館『特別展 限らない世界 / 村上三郎』
芦屋市立美術博物館で現在、特別展『限らない世界 / 村上三郎』が開催されています。2022年2月6日まで。 [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール
同展では、日本を代表する前衛美術グループのひとつとして知られる具体美術協会(具体)の中心メンバー・村上三郎(1925~1996)さんの約50年にわたる活動を4章に分け、多角的に紹介しています。村上さんは、1955年の第1回具体美術展で、ハトロン紙を体当たりで突き破る作品、通称〈紙破り〉を発表。以降、この〈紙破り〉は彼の代名詞ともいえる作品となったといいます。
50年代から60年代にかけては、パフォーマンス的要素をもつ作品とあわせ、強烈なストロークで描かれた大型のタブローなどを発表し、平面作品での表現を追求していきます。「具体」解散後は、独自のパフォーマンス的要素を持つ作品を発表しました。
会場では《自画像》(1950前半)や村上彦(三郎)・白髪一雄二人展出品作である《危険なる均衡》(1954)といった、「具体」参加以前の作品のほか、第9回具体美術展に出品されてから所在不明であった《作品》(1960)、モチーフが大きく変化した1964年の具体美術新作展出品作《作品》(1964)〔すべて個人蔵〕など、当時の発表以降、国内の美術館では初の展示となる作品も公開されています。また、作品制作に関するメモや当時の手帳、記録写真といった未公開の資料も見どころです。
〈記者のひとこと〉
期間中は、講演会やスライドトークといった関連イベントも予定されており、併せて楽しむことで理解を深めることができそうですね。
詳細情報
- 開催期間
- 2021年12月4日(土)~2022年2月6日(日)
- 時間
- 10:00~17:00(最終入館16:30)
- 場所
- 芦屋市立美術博物館
(芦屋市伊勢町12-25)
GoogleMapで探す - 休館日
- 月曜日※ただし1月10日は開館、1月11日は休館)
年末年始(12月28日~1月4日) - 入館料
- 一般800円、大高生500円、中学生以下無料
※関西文化の日プラスのため、1月15日(土)は一律無料 - 問い合わせ
- TEL 0797-38-5432