1200年前に建てられた国宝・唐招提寺金堂の平成大修理

竹中大工道具館『天平の匠に挑む―古代の知恵vs現代の技術』神戸市中央区

竹中大工道具館（神戸市中央区）で10月16日から12月12日まで『天平の匠に挑む―古代の知恵vs現代の技術』が開催されます。
法起寺三重塔 二十分の一模型
昨年12月、「伝統建築工匠の技―木造建造物を受け継ぐための伝統技術」がユネスコ無形文化遺産に登録され、古くから継承してきた17分野の技術が世界に認められました。遺産登録を記念し、本展では、保存修理工事において最新の科学技術を駆使して謎の解明に取り組む技術者の知恵に注目。
年輪読取器（奈良文化財研究所蔵）　©奈良県文化財保存事務所
古代の匠が千年以上もつ建築をどのように造ったのか、また建築を未来へ継承するために現代技術がどのように活かされたのか…。1200年前の天平時代に建てられた国宝・唐招提寺金堂の平成大修理を通して、建築技術・彩色復原・木材などに焦点を当て、古代と現代の技術について対比的に紹介します。
唐招提寺金堂 扉宝相華彩色復原図 （唐招提寺蔵）　©奈良県文化財保存事務所

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