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名所めぐりの旅気分を
丹波市立植野記念美術館『広重展-天才浮世絵師が描く日本名所紀行-』
丹波市立植野記念美術館(同市氷上町)で9月18日より、浮世絵師・歌川広重の風景版画を紹介する企画展『広重展-天才浮世絵師が描く日本名所紀行-』が始まっています。11月14日まで。
蒲原 夜之雪
歌川広重(1797~1858)といえば江戸時代後期に活躍した浮世絵師で、日本各地の名所や名物を巧みな画力、大胆な構図そして独自の感性で描いた風景版画によって、いまでも世界中でその作品が親しまれています。今年は、そんな広重が描いた初期の風景画の名品を収録した川口屋正蔵版「東都名所」が刊行されてから190年の節目。同館では、遠出の外出が難しい時勢でも「名所めぐり」の旅気分を楽しんでもらおうと同展を企画したとのこと。
日本橋 朝之景
会場では、代表作、保永堂版「東海道五拾三次之内」の全57作品が揃うほか、「木曽海道六拾九次之内」をはじめ様々な版画シリーズの作品が並び、なかには丹波市ゆかりの「丹波 鐘坂」が収録されている「六十余州名所図会」シリーズもありますよ。また期間中は、摺師の竹中健司さんが、浮世絵木版画ができあがるまでの過程を解説し、摺り実演を披露する「木版画実演ワークショップ」(11月6日)に加えて、子連れでも気兼ねなく楽しめる「UEBI(うえび)ファミリーDay」(9月26日ほか)、0~6才の子どもと保護者を対象とした「赤ちゃんからの美術鑑賞ツアー」(10月6日・28日)なども実施。芸術の秋に、家族でアートに触れる良い機会にもなりそうですね。
詳細情報
- 開催期間
- 2021年9月18日(土)~11月14日(日)
- 時間
- 10:00~17:00
※入館は閉館の30分前まで - 場所
- 丹波市立植野記念美術館
(丹波市氷上町西中615-4)
GoogleMapで探す - 休館日
- 月曜日
- 入館料
- 一般600円、大学・高校300円、中・小学生150円
- 問い合わせ
- 丹波市立植野記念美術館
TEL 0795-82-5945