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ユニークなコンセプトの会員制割烹店が北野に誕生

お客が釣った魚を調理する「割烹 波勢(はぜ)」実食レポ 神戸市中央区

“友人が釣った高級魚を最高のシェフの料理でおすそ分けしてもらう”をコンセプトに運営する「リストランテ ペスカトーレ」(東京都港区)の2号店として、『割烹 波勢(はぜ)』が7月2日、神戸・北野にオープンしています。
お客が釣った魚を調理する「割烹 波勢(はぜ)」実食レポ 神戸市中央区 [画像]
リストランテ ペスカトーレは、“釣り好きが抱える悩みを解消したい”という想いからオープンしたレストランです。「大きな魚を釣っても、上手く捌けない」「せっかく大量に釣れたのに食べきれない」「家で魚を調理すると、においが気になる」といった、釣り好きなら一度は抱える悩みを解消するために、釣りと食事を一気通貫で楽しめる業態として、日本初「釣り人のためのシェフシェアリング“釣り人”」からリニューアルしました。2020年7月に1号店として東京・六本木でイタリアンレストランをオープンして以来、2号店として兵庫・神戸に『割烹 波勢』が誕生します。
オーナーの地元である宍粟市で伐採したヒノキを使ったテーブル オーナーの地元である宍粟市で伐採したヒノキを使ったテーブル
開業から25年を迎え、地元の人に支持されてきた懐石料理店「日本料理 波勢」を本店とし、新鮮な魚と地元の食材を生かした本格的な和食料理が堪能できます。同店のほかとは違うユニークなところは、2つの会員システムを設けています。まずは“釣り人会員”。釣った魚を店に持ち込み、料理人に調理をしてもらうことや、捌いた魚を持ち帰ることが可能です。続いて“応援会員”。釣り人会員が釣ってきた美味しい魚を食べることができます。ディナーは、いずれかの会員のみの利用で、金額に応じてワンドリンク付き3種類のコース(税込6,600円~)を提供します。ランチは会員以外の方も利用可能で、税込5,500円のコースを用意。まずは気軽にランチから訪れてみてくださいね。
お客が釣った魚を調理する「割烹 波勢(はぜ)」実食レポ 神戸市中央区 [画像]
店内に足を踏み入れると、カウンター席の前に飾られた色とりどりの鮮魚がどーんと目に飛び込んできます。ここでは、数十キロにも及ぶヒレナガカンパチやアブラボウズ、一般にはほぼ流通しないアコウ(メヌケ)、高級魚として知られるアカムツ(ノドグロ)など、釣り人会員が日本全国津々浦々で釣り上げた四季折々の新鮮な魚を店内で味わうことができます。それでは、ディナーコースの内容を紹介していきます!
前菜 前菜
まずは前菜の、金時草ひたし・新丸十蜜煮・枝豆チーズ揚げ・宍粟鹿ロースト・オジサン南蛮漬などが登場。山と海の恩恵を受ける、兵庫・西播磨地域で育った新鮮な食材を料理長が調理し、目でも舌でも楽しませてくれます。ジビエ料理が登場するのは予想外でした!ドリンクには、生ビール・グラスシャンパン・焼酎・ウイスキー・播州一献や百黙などの日本酒といったメニュー内のボトル以外のものから1杯選べます。
お椀 お椀
お椀には、赤羽太葛打ち・葛水仙・黄ニラ・梅肉・そして、星形をかたどったオクラが。さらにはキラキラした金箔の星もちりばめられ「もうすぐ7月なので、七夕をイメージしました」と、料理長・古谷さんの遊び心も含まれた一杯に心がくすぐられます。お椀の蓋のイラストは、お隣さんとは絵柄が違うこともあるそうなので、ぜひ見比べてみてくださいね。
お造り お造り
そしてお造りの登場です。この日は、明石の鯛・明石の蛸・1週間熟成させたヒレナガカンパチがお目見え。「この明石ダコは、僕が昨日釣ってきた魚です」と笑顔で語るオーナーの山本さん。
お客が釣った魚を調理する「割烹 波勢(はぜ)」実食レポ 神戸市中央区 [画像]
タコは酸味の効いた梅肉ソースで、さっぱりと味わうのもおすすめです。頭の部分の柔らかい食感や、吸盤のコリコリとした歯ごたえがクセになります。
焼物 焼物
焼き物には、オナガダイ西京焼・サザエ型の小鉢に入ったオナガダイ煮凍り・酢レンコン。見た目にも美しく、有田焼のお皿に盛りつけられています。
オーナーの山本さん。高級魚のオナガダイを見せてくれました オーナーの山本さん。高級魚のオナガダイを見せてくれました
こちらが高級魚のオナガダイ。長く優美な尾びれが特徴的な魚です。関西ではなかなか釣れないそうで、今回は八丈島で釣れたものを使用しています。実際に私たちが口にしている魚が、どこでどのような状態で釣れて調理されているのか、釣り人と客のコミュニケーションが生まれるのも同店ならではのおもしろいところだと感じます。
冷やし煮物 冷やし煮物
さて、コースは中盤へ。こちらの冷し煮物は、石川小芋・加賀太胡瓜・赤万願寺・アオダイ黄身煮・モロッコインゲン。貝柱を煮立てて作った濃厚なジュレを、アオダイや夏野菜と絡ませてさっぱりと味わえます。
強肴(しいざかな) 強肴(しいざかな)
ぐつぐつと登場した強肴(しいざかな)には、干しエビからダシをとったスープに、丸茄子・相生アサリ・アスパラ・ミニトマト・三つ葉・黒七味が浮かびます。優しい味わいのスープに、黒七味がいいアクセントになり、身がぎっしりと詰まったアサリの旨みを引き立てています。
食事 食事
そして、食事の締めくくりにふさわしい鯛飯の登場です。明石鯛飯・木の芽・赤出汁・香の物。あっさりとしていて私は2杯ぺろりと食べられるほどの軽やかさでした。食べきれない場合はおにぎりにして持ち帰ることも可能です。
水物 水物
最後に水物の、メロン・サクランボをいただいてコース料理は終了です。すべてにおいて素材本来の旨みを生かしたシンプルな味つけで、満足度は高く、後味は爽やかに食事を楽しむことができました。当日釣れた魚や、季節によって内容が変わるので何度も足を運びたくなりますね。また、ワンドリンクは1,300円のグラスシャンパンも選択できるので、高級魚を使った料理も含め、税込6,600円はお得に感じます。
釣り人グループの佐野さん。こちらの釣り竿で、水深200~300mのヒレナガカンパチを釣り上げたそう 釣り人グループの佐野さん。こちらの釣り竿で、水深200~300mのヒレナガカンパチを釣り上げたそう
同店では、マイナス60度の冷凍庫を構えているため、冬に釣った魚の鮮度を保ったまま夏に食べることが可能です。旬の季節に釣られた本マグロが、季節をまたいでまた楽しめるのは魅力的ですね!店内には、カウンター8席、奥に4人・8人掛けのテーブル席を用意。オーナーの地元である宍粟市で伐採されたヒノキを使ったテーブルにぬくもりが感じられます。同様に“地元のものをできるだけ使いたい"という強い思いから、料理に添えられた葉や店内に飾られた花は自宅から摘んできたものだそうですよ。

同グループは、釣り人が釣ってきた魚をいかに、お酒にあうよう調理するかというところに力を入れて運営しています。釣り人会員は関東では約200人。オープンと同時に関西のメンバーも集めていくようです。「釣りがしやすい環境を作れたら、釣りに興味がわくきっかけになれば」と釣り人グループの佐野さんは語っていました。"会員制 割烹店"と聞くと一見敷居が高く構えてしまいますが、家族で気軽に来てほしい、日常使いで何度も通ってほしい、釣り人とそうでない人との会話を楽しんでほしい、そういった願いが込められた新時代の割烹店です。

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詳細情報

オープン
2021年7月2日(金)
店舗
割烹 波勢(はぜ)by シェフシェアリング釣り人
(神戸市中央区山本通1-7-5 北野メゾンブランシュB1F)
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営業時間
11:30~14:30、17:00~22:00
※ディナーは会員のみの利用となります
※会員制度の詳細はこちら
定休日
水曜日・隔週火曜日
TEL
078-940-1296

Kiss PRESS編集部:廣田

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