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公私ともにパートナーであった二人の軌跡
兵庫県立美術館 特別展『アイノとアルヴァ 二人のアアルト』
兵庫県立美術館(神戸市中央区)で7月10日より、特別展『アイノとアルヴァ 二人のアアルト フィンランド-建築・デザインの神話』が開催されます。
モダニズムの建築家として世界的に活躍したアルヴァ・アアルトと25年間にわたりデザインパートナーとして対等な関係にあった妻のアイノ・アアルト。現在、アルヴァの業績とされている多くの作品には、アイノの思想や影響が多分に生かされていたことが明らかになっています。二人は「日常の暮らしにこそデザインが必要である」という思想から、フィンランドの環境特性に基づき、自然のモチーフを取り入れたデザインで建築設計をはじめ、家具、グラスウェアなど現在も愛される名品を数多く残しました。
本展では、このように互いに影響しあい、補完しあいながら制作を行ったアアルト夫妻の業績を、二人の出会いからモダニズムの潮流を受けて機能主義へと至り、更に国際舞台での活躍に続く過程までを紹介。貴重なデッサンや図面だけでなく、公私ともにパートナーであった二人の軌跡を記録する写真なども展示されます。
7月11日には記念講演会「アイノとアルヴァ 二人の感性、二人の功績」、7月24日と8月14日には学芸員による解説会といった関連イベントも予定されています。
<二人のアアルト>
ヘルシンキ工科大学を卒業後、アルヴァが設立した小さな建築事務所にアイノが訪れたことから2人のパートナー関係は始まりました。暮らしを大切にするアイノの視点が加わったことで、アルヴァの作品には柔らかさや優しさが生まれたと言われています。
1920年代に国際的に起こったモダニズムの影響を受けながらも、夫妻はフィンランドの環境特性に配慮し、自然のモチーフを取り入れた独自のデザインを探求していきます。
詳細情報
- 期間
- 2021年7月10日(土)〜8月29日(日)
- 場所
- 兵庫県立美術館 企画展示室
(神戸市中央区脇浜海岸通1丁目1-1 HAT神戸内)
GoogleMapで探す - 開館時間
- 10:00〜18:00
※金・土曜日は20:00まで
※入場は閉館30分前まで
- 休館日
- 月曜日
※ただし8月9日(月・振)は開館、翌10日(火)は休館 - 観覧料
- 一般1,600円、大学生1,200円
高校生以下無料、70歳以上800円
障がいのある方:一般 400円、大学生 300円
※予約優先制
※3月25日10:00から予約申込・販売開始
※予約はこちらから - 問い合わせ
- 兵庫県立美術館
TEL 078-262-1011
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