非日常空間で気軽に愉しむランチ＆ワインセミナー

レストラン 相楽「相楽 Lunch & Wine Seminar」神戸市中央区

JR・阪神「元町駅」から徒歩10分の「レストラン相楽」では、ランチとワインセミナーが同時に楽しめる「相楽 Lunch & Wine Seminar」を毎月開催しています。今回は、その第1回目に参加してきました！

「レストラン相楽」は「相楽園」の一角にある、6000坪の広大な日本庭園を眺めながら食事が楽しめるレストラン。相楽園南側の正門から入ると、入場料（大人300円）が必要ですが、食事の前後に園内を散策できます。レストランへ直行したい人は、北門から。かつて神戸市長の執務室として使われていた趣ある建物の個室で、ランチやディナーを楽しむことができます（完全予約制）。

今回ワインセミナーが開催されるのは、結婚式の披露宴会場としても利用できる1階「パークスイート」。庭に面して設けられた大きな開口部からは、池泉回遊式庭園が臨めます。当日はあいにくの曇り空でしたが、新緑が美しく最高の眺めでした。定員の10組の参加者が揃ったところで、「ワインセミナー」スタートです！

セミナーの講師は、J.S.A認定シニアソムリエ・塚元 晃さん。数々のコンクールで受賞経験のある同レストラン専属ソムリエです。第1回目となる今回のテーマは「ワインの楽しみ方」。大型スクリーンを使いながら、レストランでワインをオーダーする際のコツや、家飲み用のワインの選び方など、知っておくと役立つ話を、ワイン初心者にも分かりやすい内容で話してくれます。兵庫でおすすめのワインショップや話しやすいソムリエがいるレストランなど、地元のソムリエならではのとっておきの情報も教えてくれましたよ！

ワインには、産地やブドウの品種など細かい知識が必要と思われがちですが、ワインと料理を合わせるコツは「濃淡」と「温度」だけ！ということで、テーブルには濃淡と温度の違う、赤白4種類のワインとスパークリングワインが用意されました。それぞれの銘柄と味の違いを自分の目と舌で確かめたところで、実際にワインを飲みながらのランチが始まります。

料理は、お通しから最後のデザートまで全7品。会場でシェフが準備してくれる世界中の食文化をミックスしたお洒落な料理が、一品ずつテーブルに運ばれてきます。一品ごとに料理の説明と、4種類の中で相性の良いワインをアドバイスしてくれるので、実際にどのワインが合うかを一品一品じっくりと確かめながら料理を味わえます。

肉に赤ワイン、魚に白ワインとよく言われますが、今回はそれを覆すような意外なペアリングを数多く発見！「鮎の低温オイルキュイ」は、ナムチム、バジル、カシューナッツの3種類のソースとクミンが香る、異国情緒あふれる一品。鮎をオイルの中で5時間かけてゆっくり火入れしてあるので、骨まで柔らかく丸ごと食べられます。鮎自体は淡泊な白身魚ですが、魚醤を塗ってしっかりとした味に焼き上げてあるので、濃いめの赤ワインがマッチしていると感じました。

また、塩とわさびでいただく柔らかい神戸牛は、リッチな味わいの白ワインを合わせると、コース終盤でも重くなりすぎずさっぱりと、かと言ってワインが肉の旨味に負けてしまうこともなく美味しくいただきました。

デザートには、「剣菱」を練りこんだ抹茶のパウンドケーキと「福寿」が入ったチョコレート。最後のデザートに至るまで、見た目にも美しい美味しい料理の数々で、「ついつい飲みすぎた…」という参加者も。夫婦、友人同士、1人でなど、幅広い年齢層の参加者が、ワインと料理のペアリングをそれぞれ楽しんでいました。今回は1人で参加しましたが、セミナーを聞きながらワインと料理を味わい、ソムリエやスタッフとの会話を楽しんでいると約2時間半があっという間でした。今回得た知識と経験は、今後ワインを選ぶ際に役立ちそうです！

セミナーは今後も月1回のペースで開催される予定。今回は室内でしたが、気候の良い時期には広いテラス席を使ったセミナーや、ワインに合うアテの作り方の実演などが予定されているそうです。8月に開催予定の次回のテーマは「スイーツコースにワインペアリング」。どんな話が聞けるか楽しみですね。ワインセミナーの予約はこちら。

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