全国的にも珍しい!高級食材を使ったラーメン
神戸北野「カニ蟹crab noodle三宮~フレンチラーメン専門店~」実食レポ
神戸・北野坂に「カニ蟹crab noodle三宮~フレンチラーメン専門店~」が4月15日にオープン!早速取材に行ってきました。※取材は緊急事態宣言前に実施
ビルの4階ですが、外に看板が出ているのですぐに分かりました。ラーメンといえば、気軽に食べられる大衆的なイメージが強かったので、「フレンチラーメン?」「カニやトリュフの高級食材を使用?」といった、未知なる食べ物との出会いに期待を膨らませながらエレベーターを上りました。
扉が開くと「フレンチラーメンの世界へようこそ。」といったタペストリーが目に入ります。左手に券売機が見えるので、まずは食券を購入!メニューは、スタンダードな「白蟹」、唐辛子とトマトが調和する「赤蟹」をベースに5種類(税込970円~)。ランチタイム限定でラーメンと「蟹飯」がセットで食べられるお得なメニューがあるみたいです。今回は見た目の華やかさに惹かれて「プレミアム蟹noodle トリュフ仕立て」(税込1,500円)を注文してみました。
店内はラーメン屋に似つかわしくない、高級感のあるレストランのような雰囲気です。カウンター20席、テーブル20席、洗礼された空間で思い思いの時間が過ごせそうです。
運ばれてきた瞬間の第一印象は器がとても大きい!こちらの器はオーダーメイドで職人さんが一つ一つ想いを込めて作られているようです。まわりには美しくトッピングが盛り付けられ、食べる前から目でも楽しませてくれますね。そして、店員さんが丁寧に食べ方の説明をしてくれます。まずはそのまま、途中でまわりのトッピングを加えながら、最後にレモンを絞って食べるのがおすすめみたいです。
スープをひとすすりすると、クリーミーなカニの甘さが口の中に広がります。カニをベースに海老、鯛、アサリなど、海の食材を使用しているようですが、魚介のクセがなく上品な味を演出しています。中央のたまごの上には、カニの身、キャビア、カニ味噌バター、下にはほどけるようにやわらかな桜色のチャーシューが。
中盤でトッピングをイン!様々な具材が加わりトリュフの味もしっかりと感じられます。中でもお気に入りは写真手前の「鶏のフリット」。低温調理で仕上げられ、鶏本来の甘みと弾力のある歯ごたえにすっかりトリコになりました!さすがフレンチ歴14年のシェフが手掛けただけあり、味の強弱が心地よく、ラーメン一杯にまるでフルコースを堪能しているかのような感覚を覚えました。
中華麺にスープがしっかりと絡みます。食べ進めるうちに、どんどん麺がスープを吸収するので最終的にはカニの深みが一層増します。おっと、レモンの投入を忘れるところでした。これにはびっくり!レモンを絞ることで、香りと風味が180度変わります。先ほどまでクリーミーで濃厚だったスープが、レモンの酸味が加わりさっぱりとした味わいに。おかげで後味爽やかに食事を終えることができ、休憩時間に利用するサラリーマンやOLさんには嬉しいかも!
クリーミーなスープの秘訣は、麺を入れる前にハンドミキサーで十分に泡立てているから。泡の存在が、コクと旨みを引き出していたんですね。代表の奥本亘さんは、東門街にある「スイーツBAR足跡」や鍼灸院などを経営し、新業態として味・接客・空間など総体的に質の高いラーメン屋を志し立ち上げられました。三宮・元町界隈のラーメン屋はほとんど食べ歩いたようで、あえてライバルのいない新しいジャンルで挑戦したようです。「BAR営業で培った接客スキルを活かし、お客様の記憶に残るお店でありたい。そして、利用された方のSNSやクチコミを通して広がってほしい」と語っていました。早速新メニューを試作中だとか。
ラーメン一杯と思うとやや高価なものなのかもしれませんが、食事前・食事中・食事後と各シーンで楽しむことができ、期待以上の満足感が得られました。私の中で、友だちにおすすめしたいラーメン屋ナンバーワンです!
詳細情報
- 店舗
- カニ蟹crab noodle三宮 ~フレンチラーメン専門店~
(神戸市中央区中山手通1-22-13 ヒルサイドテラス4F)
GoogleMapで探す - 営業時間
- 11:00~15:00
17:00~24:00
※兵庫県営業時間要請のため、全日20:00までの営業 - 定休日
- 不定休(月2日)
- TEL
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