その一手に希望を乗せて

映画『ファヒム　パリが見た奇跡』パルシネマしんこうえんで上映

見ず知らずの街で生きることになった8歳の少年が、“チェス”を通してさまざまな人と出会い、目標に向かってひたむきに生きる姿に心打たれる実話をもとにしたヒューマンドラマ『ファヒム　パリが見た奇跡』がパルシネマしんこうえん（神戸市兵庫区）で上映されます。
©️POLO-EDDY BRIERE.
チェスの天才少年ファヒムを演じたのは、これが演技初挑戦であり、彼自身も撮影3ヶ月前にバングラデシュからフランスに移住したばかりのアサド・アーメッド。コメディを多数手がけてきたピエール＝フランソワ・マルタン＝ラヴァル監督が“実話ドラマ”という初のジャンルに挑戦しています。

＜ストーリー＞
わずか8歳で母国バングラデシュを追われたファヒム（アサド・アーメッド）は、母親と引き離され、父親と二人フランス・パリにたどり着く。亡命者として政治的保護を求めるも、言葉も文化も違う異国ではなかなかうまくいかない。そんな時、故郷でチェスの天才と呼ばれていたファヒムは、フランス国内でも有数のトップコーチであるシルヴァン（ジェラール・ドパルデュー）と出会う。国籍も年齢もかけ離れた師弟は、ぶつかり合いながらも信頼関係を築いていく。しかし、一方でファヒム父子の亡命は認められず、強制送還の脅威にさらされることに…。解決策はただ一つ、ファヒムがチェストーナメントでフランス王者になることだった。

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