毎年人気の『西宮蔵開』　今年は形を変えて開催へ

六湛寺公園『西宮蔵出2021』西宮市

西宮市の六湛寺公園で3月13日、日本酒販売イベント『西宮蔵出2021』が開催されます。入場は無料。
新酒番舩祝図
同市は「灘の生一本」の産地として有名な灘五郷の中の西宮郷と今津郷があり、歴史ある酒どころとして全国的に知られており、市内には寳娘（たからむすめ）・白鹿・日本盛・徳若・大関・白鷹の6つの蔵元があります。秋に収穫した米を冬場に仕込む「寒造り」が盛んとされ、新酒のピークを迎える時期に合わせ毎年実施されている日本酒イベント『西宮蔵開』では、絞りたての新酒販売や蔵見学などが人気を集めています。

今回開催される『西宮蔵出2021』は、例年多くの人が楽しみにしている『西宮蔵開』が新型コロナウィルス感染防止で中止となったため、代替イベントとして企画されました。開放的な六湛寺公園を舞台に、蔵元がそれぞれ自慢の新酒を販売します。会場には、新酒を一番に江戸へと届けた船（新酒番船）を祝う錦絵「新酒番舩祝図」が掲げられ、お祝いムードを演出。恒例の試飲や飲食ブースなどは展開されませんが、各蔵元が丹精込めて作り上げた日本酒が一堂に会するまたとない機会です。一期一会の出会いを求めて、足を運んでみてはいかがでしょうか。

なお同イベントは、新型コロナウイルス感染症の対策を講じて実施されます。（主催：西宮日本酒振興連絡会TEL 0798-35-3321※西宮観光協会内）

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