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播磨地方の絶景やユニークなスナップ約200作品が並ぶ
イーグレひめじ 写真展『播磨國歳事記』姫路市
イーグレひめじ(姫路市)で姫路城写真倶楽部による第3回写真展が開催中です。姫路城や播磨地方の光景を中心に、プロ・アマチュア写真家13名の作品が約200点ずらりと並びます。入場無料で期間は2月28日まで。
開催初日、地元で有名な写真家や人気の風景インスタグラマーの作品を一目見ようと、多くの人でにぎわっていました。姫路城写真倶楽部は、姫路城の撮影を通じて知り合ったグループ。といっても規約や会合などはなく、普段はそれぞれ個人でSNSなどを使って発信している写真家の集まりなんだそうですよ。
播磨地方は、古来から穏やかで風光明媚な土地柄として知られています。また兵庫県の約4割の広さを占めるため、地元民でもまだ知らない名所が多くあるかもしれません。こちらたつの市にある新舞子海岸は、春は潮干狩り場、夏は海水浴場として多くの観光客でにぎわいます。冬から早春にかけて、干潮時の夜明けに黄金色に輝く光景は、早起きした人だけが見ることができる、兵庫県を代表する絶景のひとつですよ。
こちらは、昨年12月に開催されたイベント『花火が彩る感謝の絆』で打ち上げられた花火と、姫路城のコラボレーションです。12か所同時に打ち上げられた場所のうちの1か所、名古山霊苑からの花火を、姫路城を挟んで東側のポイントから撮影しました。わずか5分間のシークレット開催でしたが、日ごろから姫路城を撮り続けているカメラマンならではの技術と土地勘が作品に活かされています。
こちらもほんのつかの間に出た虹と、姫路城を撮影した作品です。姫路城から見える日の出や夕日、月の満ち欠けなど、季節や時間を問わず撮影し続ける地元カメラマンは奇跡のタイミングも逃がしません。
こちらの雪景色は、昨年12月の初雪の日に、宍粟市の音水湖の渓谷で撮影されたものです。ここに雪が降ったらいい雰囲気になるだろうな、と想像して以前から目をつけていたんだとか。清瀬さんの作品には、タイトルの下にシャッタースピードやF値など、撮影時の設定が記されています。写真が趣味の人はそちらにも注目ですよ。
島内さんのコーナーでは、ありそうでいて、なかなか写真には収められない日常をユーモラスに切り取った作品が並びます。こちらは作業着の若い男性が寝転がってスマートフォンを見ている姿をとらえたもの。タイトルは『貴重な昼休み』です。島内さんの作品は、思わずニヤリとしてしまう瞬間や共感するものばかり。写真を見て、タイトルを読んで、二度楽しいのが特徴です。
ご紹介したのはごく一部。他にも光が織りなす決定的瞬間や花鳥風月、そのシーズンだけの光景を切り取ったものなど、たくさんの美しい作品が展示されています。コロナ禍でなかなか遠方に旅行しにくい状況ですが、鑑賞後は、四季折々の地元の風景の美しさを改めて感じますよ。
詳細情報
- 期間
- 2021年2月23日(火・祝)~2月28日(日)
- 場所
- イーグレひめじ B1 第3・4展示室
(姫路市本町68番地290)
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- 時間
- 10:00~17:00
- 入場料
- 無料
- TEL
- 079-287-0830(代表)
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