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武器としてだけでなく宝物としての歴史

姫路市立美術館『鉄(くろがね)の技と美』姫路市

姫路市立美術館(姫路市)で、収集・寄贈された播磨・姫路ゆかりの刀剣の中から、古刀・新刀の優品が紹介される展示会が開催されます。期間は1月6日から2月7日まで。
刀 銘 為小倉小四郎源則純兵部少輔源朝臣政則 1口 延徳元年(1489) 姫路市立美術館蔵 刀 銘 為小倉小四郎源則純兵部少輔源朝臣政則 1口 延徳元年(1489) 姫路市立美術館蔵
刀剣は、独特の美を持っています。もともとは武器として生まれ用いられましたが、その美しさの根源は機能美です。また名刀は、単なる武器としてではなく、長年にわたって宝物として、また美術品として大切に取り扱われてきた歴史を持っています。
刀 銘 為小倉小四郎源則純兵部少輔源朝臣政則(部分)1口 延徳元年(1489) 姫路市立美術館蔵 刀 銘 為小倉小四郎源則純兵部少輔源朝臣政則(部分)1口 延徳元年(1489) 姫路市立美術館蔵
日本の鉄の武器の始まりは、弥生時代中期中葉頃で鉄剣が大陸から伝来しました。日本刀の起源は、古墳時代の6世紀末頃で、このころには国内で直刀が製作されています。直刀は、後世と同じ様な地肌・刃文を持つことがわかっています。その後、武士の勃興と共に平安時代中期頃には、反りを持つ湾刀が誕生したと考えられています。
脇指 銘 備前国住長船次郎左衛門勝光同左京進宗光 1口 永正7年(1510) 姫路市立美術館蔵 脇指 銘 備前国住長船次郎左衛門勝光同左京進宗光 1口 永正7年(1510) 姫路市立美術館蔵
平安時代から鎌倉・室町時代初期頃までは、刃を下にして腰につけた太刀が主流で主に馬上戦にて使用されました。そして戦闘が激化した南北朝時代頃から打刀が出現し、室町時代中期頃にはだんだん隆盛となってゆくのです。
脇指 銘 備前国住長船次郎左衛門勝光同左京進宗光(部分) 1口 永正7年(1510) 姫路市立美術館蔵 脇指 銘 備前国住長船次郎左衛門勝光同左京進宗光(部分) 1口 永正7年(1510) 姫路市立美術館蔵
打刀は、刃を上にして腰帯に指す形式で、戦いが徒歩での接近戦が流行することにより、急速に発展してゆきました。刀は、応仁の乱や戦国期の動乱の時期に頂点を迎えます。江戸時代の武士は、この打刀と脇指を帯に指す形式が主流となります。どれをみても同じに見えるという意見もある刀剣ですが、日本人の魂に訴えかける神秘の力を秘めているのも事実。この機会に鑑賞してその歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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詳細情報

期間
2021年1月6日(水)~年2月7日(日)
場所
姫路市立美術館 コレクションギャラリー
(姫路市本町68-25)
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開館時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日
月曜日(ただし1月11日は開館)、1月12日(火)
料金
無料
お問い合わせ
姫路市立美術館
079-222-2288

Kiss PRESS編集部:中嶋

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