和洋菓子店をバスで“はしご”　チケット提示特典や限定スイーツなど　神戸市東灘区

　神戸市東灘区で、周遊バスを運行して和洋菓子店のはしごを楽しむイベント「ひがしなだスイーツめぐり」が始まっている。点在する和洋菓子店をルートバスがつなぎ、バスチケットを提示することで特典を受けられる。11月24日までの土日祝のみ実施。

　同区内に多数存在する和洋菓子店をきっかけとして地域の魅力をPRすることなどを目的に地元商店街などで作る実行委員会が2010年から実施。今年は最多の46店舗が参加する。
　創業以来初の直営店舗を18日同区にオープンさせたばかりの神戸紅茶が提供する「英国式スコーンセット」やGLAMOURDISE（グラモウディーズ）の限定マカロンセットなど同イベント限定スイーツも多数販売。白鶴酒造とコラボした「御影 酒ガトー」を制作した「御影高杉」の高杉良和シェフ（62）は、「自店のオリジナルケーキを出すというより、“地場産業とコラボする”ことを大切にした。酒粕の豊かな香りや風味を活かしたケーキを大人が味わって、それを子どもに伝えることが“真のスローフード”。子どもたちには本当に良いものを知ってもらえれば」と話す。

　同実行委員長を務める甲南大学の西村順二教授（56）は、「秋の名物として定着することを願って開催してきたが、今ではリピーターも増えて、着実に根付いてきたと感じる」と手ごたえを見せた。

詳細情報