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匿すか、暴くか
芦屋市谷崎潤一郎記念館『タブー ~発禁の誘惑~』芦屋市
芦屋市谷崎潤一郎記念館(同市伊勢町)で9月12日、秋の特別展『タブー ~発禁の誘惑~』が始まります。期間は12月6日まで。
1910年の文壇デビュー以降、1965年に没するまで「痴人の愛」「春琴抄」「細雪」など数々の名作を発表し、不動の地位を確立した文豪・谷崎潤一郎。その半世紀を超えるキャリアの中では、時々の世のタブーと危うい摩擦を引き起こし、時に発禁の憂き目に遭うこともありました。真面目なサラリーマンが、一回り以上も年下の少女に溺れて行く「痴人の愛」が引き起こした社会的反響とその新聞連載中断。そして、名作「細雪」は戦争の暗雲の下で執筆され、「自粛」というかたちでの発禁を余儀なくされたといいます。
同展では、表現者ならば誰しもが直面するタブーとのジレンマ―「発禁の誘惑」を通じて、谷崎の文学的世界が成熟していく事情を浮き彫りにしていきます。また期間中は、ロビーパネル展として『文豪の顔~陰翳の肖像~』も開催。写真を撮ることも撮られることも好きだったという谷崎の79年にわたる人生をそのポートレートから辿ります。
詳細情報
- 開催期間
- 2020年9月12日(土)~12月6日(日)
- 時間
- 10:00~17:00(入館は16:30まで)
- 場所
- 芦屋市谷崎潤一郎記念館
(芦屋市伊勢町12-15)
GoogleMapで探す - 入館料
- 一般500円、65歳以上250円、高校・大学生400円、中学生以下 無料
- 休館日
- 月曜(祝日の場合は翌日)
- 問い合わせ
- 芦屋市谷崎潤一郎記念館
TEL 0797-23-5852
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