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“人物・動物・風景”3つのモチーフを切り口に

姫路市立美術館『橋本関雪~人・動物・風景~』姫路市

大正から戦前にかけて活躍した兵庫県出身の日本画家・橋本関雪(はしもと かんせつ)の作品を紹介する展覧会『橋本関雪~人・動物・風景~』が姫路市立美術館で開催されています。期間は9月5日から10月25日までで、入場は無料です。
橋本関雪 橋本関雪
橋本関雪(1883~1945)は、神戸に生まれ京都で活躍した日本画家です。幼少より漢学や詩文の教養を身に着け、同時に絵画にも関心を示しました。文展では1916(大正5)年から3年連続特選、以降、中心的な画家として大正から戦前にかけて活躍。本展では、同館で所蔵している関雪作品のうちの一部が、人物・風景・動物の各モチーフに分けられ紹介されています。
《南国》 絹本着色(六曲一双屏風) 1914(大正3)年 姫路市立美術館蔵 《南国》 絹本着色(六曲一双屏風) 1914(大正3)年 姫路市立美術館蔵
人物がモチーフの『南国』は、関雪が2か月間の中国旅行から帰国した後の作品です。その年の国内最大の展覧会に出品し最高賞を受賞しました。華やかな色彩とダイナミックな構図から生み出される作品世界は圧巻。関雪芸術の一つの到達点とみられています。
《青緑蓬萊仙奕図》絹本着色(軸装)
1919(大正8)年頃 姫路市立美術館蔵 《青緑蓬萊仙奕図》絹本着色(軸装)
1919(大正8)年頃 姫路市立美術館蔵

風景がモチーフのこちらは、中国画の二大流派のひとつ、南画に親しみ描いた作品。手前の風景を画面の下部、奥の山々を上部へ配置した構図に、群青と緑青の鮮やかな顔料で彩られています。雄大な自然に遊ぶ仙人たちのかたわらに描かれた、教養人がたしなむべき4つの芸の象徴「琴、碁盤、書物、壺」にも注目。
《静宵》 絹本着色(軸装) 1940(昭和15)年頃 姫路市立美術館蔵 《静宵》 絹本着色(軸装) 1940(昭和15)年頃 姫路市立美術館蔵
中年以降は、動物をメインの題材にした作品が多くなりました。家に犬や猫、タヌキを飼い、愛着を持って観察していたそう。強い中国への興味が現れたスタイルから、次第に四条派の現実的な写生への回帰を見せ始めました。目を細めて、こちらを伺っているかのような狐の姿は、どこか気品を感じる作品です。

同時開催の企画展『日本画家・福田眉仙展』(10月10日~11月15日)と合わせて観覧すれば、兵庫ゆかりの日本画家の作品世界をより堪能できます。

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詳細情報

期間
2020年9月5日(土)~10月25日(日)
場所
姫路市立美術館 コレクションギャラリー
(姫路市本町68-25)
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開館時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日
月曜日、9月23日(水)
※9月21日は開館します
観覧料
無料
お問い合わせ
079-222-2288

Kiss PRESS編集部:中嶋

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