自決1年前に何があったのか？

映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』

　稀代の天才作家・三島由紀夫と、血気盛んな東大全共闘の討論会を、13人の証言者と紐解く衝撃のドキュメンタリー『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』が3月20日より公開される。

　1969年5月13日、三島が衝撃の自死を遂げた前年。学生運動が激化していた東大駒場キャンパスの900番教室は、1000人を超える学生が「三島を論破して立ち往生させ、舞台の上で切腹させる」と盛り上がり、異様なテンションが充満していた。一方の三島は、警察が申し出た警護も断り、その身一つで論客が待ち構える会場へ向かう―。

　本作では、TBSのみが保管する貴重な討論会の映像とともに、元東大全共闘、三島と交流のあった著名人、楯の会メンバー、三島文学を愛する文化人ら13人が、今だからこそ話せる“あの日”を語る。論理と思考の死闘のなか、三島の熱い言葉が今を生きる私たちにも本気で生きる瞬間を体感させる。

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