偽りの自分から抜け出せ。

映画『花と雨』

　ヒップホップアーティスト・SEEDAが2006年に発表した同名アルバムを原案に、ひとりの青年の成長物語を描いた『花と雨』が1月17日より公開される。

＜ストーリー＞幼少期をロンドンで過ごした高校生の吉田（笠松将）は、閉塞的な日本の空気に馴染めないままでいた。次第に学校から距離を置く吉田にとって唯一彼の拠り所となったのがヒップホップ。海外での活躍を目指す姉との約束を胸に、アーティストとして独り立ちするべく練習や活動に没頭し、やっと自分の居場所を見つけていく。しかし、チャンスを掴みかけては裏切られ、現実の厳しさに晒され次第に自分を見失ってしまう。そして追い打ちをかけるように、ある悲劇が起こる…。吉田はラッパーとして、１人の人間として、現実を乗り越えるべく立ち上がる―。

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