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研究の成果をふまえた選りすぐりの逸品に加え新たな資料も公開
姫路文学館 企画展『生誕120年記念 俳人永田耕衣展』 姫路市
姫路文学館(姫路市)で1月11日から4月5日まで、企画展『生誕120年記念 俳人永田耕衣展』が開催される。
「枯草の大孤独居士ここに居る」。この辞世の句を残して97歳の大往生を遂げた俳人永田耕衣は、現代俳句において、あらゆる意味で先駆者であったとされ、没後20年以上を経て、ますますその存在感を強くしている。禅に影響を受けた強い宗教性、難解さゆえに俳壇では時に批判の対象となるなか、耕衣の魅力を真に発見し、「俳句を俳句の外に連れ出した」と評して絶賛したのは、違うジャンルの芸術家たち、特に詩人たちであったという。55歳の定年後に本格的な活躍をみせ、自らの老いを句作のエネルギーにかえ、90代に入っても果敢に俳句世界を切り拓きつづけた耕衣。彼をモデルに小説『部長の大晩年』を書いた作家城山三郎は、その生き方を「満開人生」と称えた。
同館では、1995年の阪神淡路大震災で全壊した神戸市須磨区の耕衣居から救出された5000点をこえる資料を保存。同展では、その中から、その後の研究の成果をふまえた選りすぐりの逸品に加え、新たにご遺族や関係者からの新寄贈資料、さらに新発見の資料も一堂に公開される。
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詳細情報
- 期間
- 2020年1月11日(土)~4月5日(日)
- 開館時間
- 10:00~17:00(入館は16:30まで)
- 場所
- 姫路文学館
(姫路市山野井町84)
GoogleMapで探す - 観覧料
- 一般310円、大学・高校生210円、中学・小学生100円(常設展料金)
※20人以上の団体は2割引 - 休館日
- 毎週月曜
※ただし1月13日(月・祝)・2月24日(月・振)は開館、1月14日(火)・2月12日(水)・2月25日(火)は開館 - 問い合わせ
- 姫路文学館
TEL 079-293-8228
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