障害者アートの公募展　楽器作りのワークショップも

豊岡市立交流センター『第10回 がっせぇアート展』　豊岡市

　豊岡市立交流センターの豊岡稽古堂（同市中央町）で9月29日、正規の美術教育を受けていないアール・ブリュット作家らによる公募展『第10回 がっせぇアート展』が始まる。10月6日まで期間中無休。観覧無料。

　「がっせぇ」は但馬弁で「すごい」の意味。障害者アートを支援するNPO法人「がっせぇアート」が、自ら発表の場を設けることが難しいアール・ブリュット作家の展覧会として毎年開催しており、今年で10周年を迎える。過去最高の応募者227人が手掛けた280作品を展示し、アートを通じて互いに尊重し合える社会の実現を目指す。

　また10年目を記念し、関連イベントも実施。楽器を手作りして、演奏会を楽しむ「がっせぇ楽しい音楽会PARTⅡ」（9月29日、豊岡稽古堂前）や、 超細密画を描く自閉症の古久保憲満さんを2年半追いかけたドキュメンタリー映画「描きたい、が止まらない」の上映と監督らによるトークライブ（10月5日、豊岡劇場）、但馬エリア13か所におかえる作品のゲリラ展示などが予定されている。

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