過去と現在をつなぐ、切なくてちょっと不思議な“二度目の初恋”

映画『空の青さを知る人よ』

　『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』で知られる長井龍雪監督、最新オリジナルアニメーション映画『空の青さを知る人よ』が10月11日より公開される。

　吉沢亮・吉岡里帆・松平健ら演技派俳優陣が声優を務めるほか、人気アーティスト・あいみょんが本作のために書き下ろした主題歌でも注目されている。

＜ストーリー＞山に囲まれた町に住む高校2年生の相生あおい（若山詩音）は、将来の進路を決める大事な時期に受験勉強もせず、暇さえあれば大好きなベースを弾く音楽漬けの毎日を過ごしていた。そんなあおいが心配でしょうがない姉・あかね（吉岡里帆）。2人は13年前に事故で両親を失い、あかねがあおいの親代わりとなり2人きりで暮らしてきた。あおいは自分を育ててくれた姉に「自由を奪ってしまった」と負い目を感じていた。そんなある日、町で開催される音楽祭のゲストとして大物歌手・新渡戸団吉（松平健）が来ると発表され、そのバックミュージシャンには、あかねのかつての恋人であり、あおいに音楽の楽しさを教えてくれた憧れの人・金室慎之介（吉沢亮）の名前が。高校卒業後、東京に出て行ったきり音信不通になっていた慎之介がついに帰ってくる…。それを知ったあおいの前に現れた一人の男・“しんの”。過去から時間を超えてやって来た18歳高校生の金室慎之介だった。思わぬ再会から、しんのへの憧れが恋へと変わっていくあおい。そして、あかねと慎之介は13年ぶりに再会を果たす―。

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