石舞台で幽玄の美　「おもろ能」観覧者募集

　豊かな自然に囲まれた川西市のけやき坂中央公園内の石舞台「おもろ座」（川西市）で、薪の炎が辺りを照らす中、国指定重要無形文化財能楽総合保持者の金春穂高さんらが10月4日、能を披露する。現在参加者募集中。
　「川西おもろ能」は市民文化の向上と振興を目的に1992年から始まった。国際的に高い評価を得ている彫刻家の流政之さんが作り上げたけやき坂中央公園内の彫刻プロムナードの石舞台「おもろ座」（1991年完成）を舞台に、2011年まで国指定重要無形文化財能楽総合保持者の金春流宗家分家の金春欣三さんが出演。
　現在は、指定重要無形文化財能楽総合保持者の金春穂高さんが舞を披露。この日は、仕舞「巴」「吉野静」、狂言「蝸牛」、能「頼政」を演じる予定となっている。応募は9月1日まで。

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