映画『台風家族』大阪舞台挨拶 草彅剛、市井昌秀監督が登壇

 9月6日より3週間限定公開となる映画『台風家族』の舞台挨拶付き先方上映会が9月4日に大阪市内で開催され、主演の草彅剛さんと市井昌秀監督が登壇した。

 本作は、『箱入り息子の恋』(2013年)で知られる市井監督が12年間あたためてきたという“両親への想い”をヒントに創作したオリジナル脚本作品。生まれ育った地元を離れたきょうだいが10年ぶりに帰省し、再会した際に巻き起こる“珍”騒動を描いた、“クズ”だけれど憎めない愛すべき家族の物語。

 公開中止も危ぶまれ延期になっていた本作、草彅さんは「お客さんに観ていただいて映画は完成するので、いつも以上に完成する喜びを噛み締めている」、続けて監督は「映画を作ったスタッフ・キャストだけでなくこの公開を心待ちにしてくれていた皆様のおかげ」と感謝を述べた。そのほか、撮影の裏話や注目のシーンについて語られ、所々で自身の出演CMなど“小ネタ”を挟み観客からは笑いが起こるなど、終始和やかな雰囲気で行われた。最後には当日東京で行われたジャニー喜多川さんのお別れ会にも触れ、「ジャニーさんへの感謝を忘れずに、学んだたくさんのこと、ジャニーさんの教えをこれからも胸にエンターテインメントの世界を歩んでいきたい」と涙ぐみながら語る場面も。「映画でダンスを踊るシーンがあって、監督に打ち合わせの時に考えてきてって言われていたんですけど『youやっちゃいなよ精神』でその場で考えて踊っています。そのシーンも観てあげてください!(笑)」とジャニーさんの名言を交えたエピソードを披露し、舞台挨拶を締めくくった。舞台挨拶付き先方上映会でのコメント全文は下記の通り。

 映画『台風家族』、兵庫ではTOHOシネマズ西宮OS、TOHOシネマズ伊丹で上映される。
作品 映画『台風家族』[PG-12]
公開:2019年9月6日(金)〜26日(木)
監督・脚本:市井昌秀
出演:草彅 剛、MEGUMI、中村倫也、尾野真千子、若葉竜也/甲田まひる 長内映里香、相島一之、斉藤 暁/榊原るみ、藤 竜也
配給:キノフィルムズ

掲載日:2019/9/4 22:00
Kiss PRESS編集部:木下

映画『台風家族』大阪舞台挨拶付き先方上映会

ーまずは一言ずつ挨拶をお願いします。
【草彅】今日は足元の悪い中、TOHOシネマズ梅田に来てくださりありがとうございます。お客さんあってこそ…噛み噛みですけど…噛み噛み王子のつよちゃんです!(会場笑)僕もすごくワクワクドキドキしていて、いろんなことがあって延期になってしまったんですけど、お客さんに観ていただいて映画は完成するので、いつも以上に完成する喜びを噛み締めています。今日もたくさんの人に来ていただいて映画も幸せだと思います。
【監督】草彅さんも言ってくれましたが無事9月6日から公開します。それは映画を作ったスタッフ・キャストだけでなくこの公開を心待ちにしてくれていた皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
ー今朝大阪に来られたということですが。
【草彅】1時間40分爆睡してきました!充電満タンです!僕満足、一本満足!(会場笑)空回り気味なのでちょっと抑えますね。公開の嬉しさに後押しされていつもより空回ってるな…(笑)。
ー関西での思い出はございますか?
【草彅】大阪の港区で今年ファンミーティングがありまして。僕は東京の港区に住んでいるので覚えやすい会場だったんですけど、ファンの方と触れ合えました。
【監督】僕は関西の大学に通っていたので、馴染み深く、梅田は特にきていましたね。懐かしいです。
【草彅】良いところですよね、梅田。TOHOシネマズ梅田も素敵な劇場で、ここで観ると良いでしょうね。音も良いし、スクリーンもちょっと曲折…クルンっとなっていて。これはどういうことなんですかね?(会場笑)上の緑の照明もオシャレですよねー!
ー公開を目前にした今の心境を改めてお願いします。
【草彅】いつもそうですが、皆さんがどんな感想を持ってくれるのかなと公開前は嬉しくて。正直撮影中は「この映画大丈夫かな?」と思っていたんですよ(笑)。内容をよく把握しないまま撮るという形式だったので。昨日も広島で上映会をしたんですけど、すこぶる感想が良くて、取材の時も「良い映画だった」って言っていただいて。僕自身もできあった作品を観たら「監督すごいじゃないか!」って思って。僕は監督を誤解していました、すみません!笑
【監督】天才役者の草彅さんがいたからです!
【草彅】あ、ペコリ!ペロリじゃないですよ、ペコリ!なんか漫才師みたいになってる…ほんまにぃ!ごっつ面白いでー。めっちゃ面白いでー、ほんまにぃ(笑)。
ー撮影されたのは6・7月。栃木県で最高気温を記録するほど暑い中撮影されたとか。
【草彅】僕史上一番暑い中での撮影でした。監督、何であんなところをロケ現場に選んだんですか!?古民家を貸し切っての撮影で、蒸し風呂でやってるみたいでした。役者を追い込むための監督の作戦の一つだったらしくて。頭がぼぉーとするくらいの中でやるのがいい感じで、脂汗とかリアルで結果良いシーンが撮れたんですけど、あの時は監督を恨んでいましたね(笑)。でも奇跡的に誰も熱中症にならなかったので良かったです。
【監督】役者さんたちが来る前に古民家にあったエアコンをぶち壊したんで!
【草彅】え、本当?冗談!?
【監督】冗談です。(笑)
【草彅】「暑い暑い」って言いたくないんですけど、自然と言ってしまうくらい本当に暑かったです。
ー特に印象的なシーンは?
【監督】ケンカのシーンは長回しで撮っていて、長く撮っていると役者本人たちがケンカしているように見えてくるんですよね。その熱気が本当に面白いし、汗も本物でそれを狙っていたので皆さんには僕の十中にハマってもらいました。
【草彅】“策士のいっちゃん”って呼ばれていましたからね。(笑)
ー草彅さん、ケンカのシーンを振り返ってみて、いかがですか?
【草彅】中村倫也くんとか(尾野)真千子ちゃんが本当にバシバシ来るんですよ。なので僕は長男として左から右に受け流して…なんかそんなのありましたね?左から右に~みたいな。ムーディーの勝っちゃんか。何をいってるのか自分でもわからなくなってきた…(笑)。いやでも本当にね、長男としてブレずにね。今までやった役柄で一番クズなんですよ。小鉄はめちゃくちゃしつこくて憎たらしくて、でもそれが最後に大きな感動を生み出すという監督が書いた天才的な流れがあってですね。
【監督】いやいや、天才役者・草彅剛がいたからですよ!
【草彅】あ、ペロリ!ペロリ、じゃなくてペコリ!(会場笑)小鉄のクズさには大いに笑ってもらえると思います。
ー小鉄を演じる上で話し合われたことはありましたか?
【草彅】監督は話さず目で訴えてくれる。監督はすごく真面目な方でで、瞬きも忘れて見てくるんです。本番もカメラの横にいて、僕的にはモニターの横に居てくれって感じでやりにくいっちゃありゃしない(笑)。途中からはだんだん空気のようになってきて、安心感すら感じるようになりました。監督が笑ってくれるとそれが快感になってきて、他の出演者もそう思っていたはずです。監督がそれも計算でやられていたのかわからないけど、監督が台風の目となって皆を巻き込みながら最後まで撮影していました。
ー監督、それも狙いだったのですか?
【監督】ずっといたわけじゃないんですけど、草彅さんにプレッシャーを与えようと(笑)。
【草彅】やっぱりね!すごい感じてたよ(笑)。監督と役者の立場だからその時は言えなかったけど。あ、撮影終わってから聞いたんだけど、監督僕より年下らしいじゃないの!撮影前に聞いていたらもっと言っていたかもしれないね。貫禄があったので僕より上かと思っていました。年下って聞いて「あ、なんだ。もうちょっと言えばよかった」って思って(笑)。でも撮影の期間は本当の家族になれたって思えるくらい仲良くなれました。心温かくなるシーンもあるので楽しみにしてもらいたいですね。
ー撮影中、共演者同士での会話は?
【草彅】めちゃくちゃ暑くて、本当に話さなかったですね。氷を渡し合うくらいで。会話ができないくらい暑くて。今思うと何であんなに話さなかったんだろうって思うけど、あの場にいたらそうなりますよね?
【監督】僕は小鉄に集中してらっしゃるんだなって思っていました。
【草彅】あ、本当?「暑いな~」「セッティング時間長いな~」って思ってたよ?笑
【監督】ただ暑いと思っていたんだけだったんですね(笑)。
ー本作は草彅さんの出演が決まってから当て書きで書かれたそうですね。
【監督】あらすじは決まっていますが、草彅さんが決まってからシナリオを一から書きました。草彅さんがこんなセリフを言ったら面白いなって思いながら。
【草彅】監督が僕を思って書いてくれたので、僕小さいところがあるんですけど、そこを見透かされているみたいな役柄でした。普段は言わないセリフを言っていて快感になってくる部分もありました。え、あそこでしょ?(監督に耳打ち)中盤くらいなので「ここかなぁ」と想像しながら観てもらえると面白いかもしれないですね。
【MC】そのシーンをぜひ探しながら観ていただきたいですね!
【草彅】探し物はなんですか、ってね。見つけにくい物ですか、カバンの中もなんとか〜、ね!?うふっふ~♪あはは~♪さぁ~あ~♪(会場笑、拍手)
ー最後にメッセージをお願いします。
【監督】公開できたことをありがたく思っています。応援ありがとうございます。12年間待ちに待った日が9月6日にやってきて、いよいよ公開なんですが、先行上映は今日が最後なので公開に向けてツイッターなとで広めていただけたら嬉しいです。より多くの人に観ていただきたいです。
【草彅】いろいろあったんですが、こうして公開できることは幸せだなと思っております。映画とは関係ないんですけど、今日東京でジャニーさんのお別れ会があります。たくさんのお客さんの前に立てているのはジャニーさんのおかげだと思っています。それぞれの場所からジャニーさんへの感謝を忘れずに、学んだたくさんのこと、ジャニーさんの教えをこれからも胸にエンターテインメントの世界を歩んでいきたいと思います。ジャニーさんには安らかにお眠りください、ありがとうございました、と伝えたいです。ジャニーさんの話をしたので…映画でダンスを踊るシーンがあって、監督に打ち合わせの時に考えてきてって言われていたんですけど「you やっちゃいなよ精神」でその場で考えて踊っています。
【監督】僕は考えてきてると思っていました。それくらい素晴らしかった。
【草彅】正直考えるのが面倒くさかったっていうのもあるんですけどね(笑)。でも子どもの時からポンとステージに出されてやってきた僕、僕らなので監督に要求には応えられると思っていました。そのシーンも観てあげてください!(笑)気持ちを強くもってエンターテインメントの世界で頑張っていきたいと思っていますので皆さん応援よろしくお願いします。

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