「アート・プロジェクトKOBE 2019：TRANS-」メインプログラム

神戸市中央卸売市場『やなぎみわ演出・美術「日輪の翼」神戸公演 』神戸市兵庫区

　10月4日から6日まで、『やなぎみわ演出・美術「日輪の翼」神戸公演 』が神戸市中央卸売市場の本場内特設会場で開催される。

　神戸市兵庫区出身の作家・やなぎみわさんは1990年代後半より写真作品を発表し、国内外で展覧会も実施。その後台湾で出会ったステージトレーラーに魅せられ、自らがデザインし輸入したステージトレーラーを2014年のヨコハマトリエンナーレで発表。以降、巡礼劇『日輪の翼』（原案・中上健次）を、5都市で野外上演した経験を持つ。今回はこの秋に新開地エリア、兵庫港エリア、新長田エリアを中心に開催されるアート・プロジェクトKOBE 2019：TRANS-（以下、TRANS- ）のメインプログラムの1つとして催される。

　チケットは各プレイガイドで発売中。

【あらすじ】
住み慣れた熊野の〈路地〉から立ち退きを迫られた老婆たちは、同じ〈路地〉出身の若者らが運転する冷凍トレーラーに乗って流浪の旅に出た。伊勢、諏訪、出羽、恐山、そして皇居へと至る道中で、神々との出会いに至福を分かち合う老婆と、女漁りに奔走し性の饗宴を繰り広げる若者たちの、珍妙無比な遍路行。滑稽と悲哀、解放と喪失、信仰とエロティシズム…。“路地”という仄暗い「うつほ」をトレーラーに内包した旅に、遥遠なる前近代の神話と物語を追求する。

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