“グランプリ女優”の魅力に迫る

神戸国際松竹『京マチ子映画祭』神戸市中央区

　神戸国際松竹（神戸市中央区）で8月16日から9月5日まで『京マチ子映画祭』が開催される。

　溝口健二、小津安二郎、黒澤明、市川崑、衣笠貞之助、成瀬巳喜男、増村保造ら日本を代表する監督の名作に数多く出演し、今年でデビュー70年を迎える女優・京マチ子の代表作を一挙に上映。京マチ子は、大映トップ女優として君臨したと同時に国際女優として確固たる地位を確立し『雨月物語』『地獄門』といった作品が国際映画祭で高く評価され、“グランプリ女優”と呼ばれるようになった。その代表作をはじめ16作品がラインナップし、日替わりで上映される。

　肉体を武器に男を手玉に取る女、夫の前では貞淑な妻ながら裏では若い男と通じる女、不器量だが心優しき女性など、様々な女性の人生や業を演じ、数多の顔を持つ京マチ子の魅力がスクリーンで堪能できる。

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