夏山シーズン中の安全を祈願

『第36回六甲山グルーム祭（夏山びらき）』　神戸市灘区

　六甲山の標高795.6メートルに位置する六甲山記念碑台で6月23日、夏山開きに合わせ『第36回六甲山グルーム祭』が執り行われる。

　長崎のグラバー商会の出張員として、明治元年に神戸にやってきたイギリス人、アーサー・ヘスケス・グルームさんは、何度も六甲山を訪れるうちにこの山に魅了され、六甲山に別荘を建て、登山道の整備や植林事業を行いつつ、日本最古のゴルフ場をオープンさせた。六甲山をリゾート地として最初に開発したその功績を称えるとともに、夏山シーズン中の安全を祈願するために同祭が催されるようになり、今年で36回目を迎える。

　当日は、夏山シーズン中の安全を祈願する式典のほか、清酒鏡割り、ガイド付きミニハイキング（予約優先）、六甲山の間伐材を使ってマグネットやコースターを作るワークショップ、“幻のあじさい”と言われる「シチダンカ」の苗のプレゼント（先着100人）などが行われる。

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