姫路城歴代の城主の紋瓦をモチーフにした『紋瓦石鹸』

　化粧品の製造・製造販売を行う「しらさぎ化粧品株式会社（姫路市）」は、姫路城歴代の城主の中から羽柴秀吉・池田輝政・酒井忠恭の紋瓦をモチーフにした『紋瓦石鹸』を1月28日より販売している。

　1993年に奈良の法隆寺とともに日本で初の世界文化遺産に登録され、今年世界遺産登録25周年を迎える姫路城。「世界遺産姫路城公式ガイドブック」の発行や、2月1日からは普段見ることができない場所を特別に公開する「冬の特別公開」が行われるなど、盛り上がりをみせている。

　「紋瓦」とは歴代城主の紋が入った丸い瓦のことで、　姫路城では建築や修理した時代によって時の城主の様々な紋瓦を見ることができる。「姫路らしい観光の思い出に残るものを」と約1年の期間を掛けて開発、ひとつひとつ手作業で作られる『紋瓦石鹸』。姫路城の瓦を製造している光洋製瓦株式会社（姫路市船津町）による石鹸用の原型が制作され、デザインはもとより直径約9センチで手に取ったときの質感にもこだわっている。また、石鹸としての使用だけでなく飾るものとしての用途があることからアンチックなどの加工を施し質感を高めているという。和紙の貼り箱に2色の帯を使い和のイメージを表現したパッケージ、そして海外にも持ち帰れるよう馬油（動物性）不使用、ココナツオイルとオリーブオイルの植物性石鹸で、海外からの観光客のお土産としての人気も期待できる。無添加の天然成分で安心して使えるほか、竹炭パウダーをスクラブとして配合しよく泡立ち、汚れもよく落ちるという。洗い上がりはしっとり、やさしいハーブの香り（ペパーミント精油）。同商品は、姫路城前にあるはりま名品百選「姫路の宝蔵」などで販売される。

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