大村崑さんによるトークショーも

神戸アートビレッジセンター『新春！ニッポンの喜劇映画セレクション第二弾』

　神戸アートビレッジセンター（神戸市兵庫区）で1月12日から18日まで、『新春！ニッポンの喜劇映画セレクション第二弾』が開催される。

　 2018年1月に初開催され好評を博した年始イベントで、今回はさらに喜劇役者を増員し、古今東西の喜劇役者による喜劇映画を一挙上映する。上映作品には、花菱アチャコさん、浪花千栄子さんの代表作「お父さんはお人好し」、かしまし娘といった関西の喜劇役者をはじめ、日本の喜劇界を支えた錚々たるメンバーが勢ぞろいする「喜劇　団地親分」、コント55号（坂上二郎・萩本欽一）の全盛期に撮られた「コント55号とミーコの絶体絶命」、ザ・ドリフターズやキャンディーズが出演する「正義だ！味方だ！全員集合！！」など全8作品。中でも、漫才の元祖「早慶戦」でお馴染みの横山エンタツさんと柳家金語楼さんが出演する“ドタバタ喜劇”「待って居た象」は同館イチオシだといい、一歩間違えば不謹慎とも言える戦争中の動物園の悲しき現状を舞台に繰り広げられる笑いを、後の黒澤映画の脚本チームのまとめ役・小国英雄さんによる脚本で見事に成立させた珠玉の一品となっている。

　また、初日12日には「番頭はんと丁稚どん」「頓馬天狗」で当時子どもたちからも人気を博した大村崑さんのトークショーが行われる。大村さんが幼少期を過ごしたという新開地で、撮影当時の様子や裏話などが語られる。

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