緊迫した現場での救急救命活動を間近で

『平成29年度救急技術競技会』自由見学　西宮市

　2月1日から2日までの2日間、西宮市役所職員会館（西宮市六湛寺町）で『救急技術競技会』が開催される。両日は、一般市民も自由入場、緊迫した現場での救急救命活動を間近に見ることができる。

　同競技会は、救急現場で必要とされる隊員相互の連携や、救命処置の技術、医師との連絡体制を現実に近い状況で実践し、今後の救急現場活動技術の向上を目指すことを目的として2年に1回実施されている。同市消防署ごとに選び抜かれた1チーム3名の救急救命士らが、普段の訓練や救急活動で培った技術や知識を他チームと競い合い、優れたチームに贈られる最優秀賞及び優秀賞を目指す。

　当日は、まず全隊が基礎実技訓練（予選）を行い、採点後、各所属の代表チーム４隊を選出。想定実技訓練（決勝）としてシミュレーション人形及び生体を使用し、シナリオを順次実施する。 予選では、手技の確実性及び迅速性等の評価を行い、決勝では、観察・判断能力等を評価し採点を行うという。競技中に隊員の動きや声掛け、メンバー同士の連携などをチェックする審査員は、当日参加する医師や指導救命士らが務め、緊張の中、救急のプロによる熱い戦いが繰り広げられる。そのほか、兵庫県立西宮病院救命救急センターと兵庫医科大学病院救命救急センターの医師を講師に迎え、医学的見地からの指導や助言など聞くことができる。

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