『相棒』石坂浩二さん、小野了さんスペシャルインタビュー

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『相棒』石坂浩二さん、小野了さんスペシャルインタビュー

石坂浩二さん、小野了さんスペシャルインタビュー

 初登場から14年。連続ドラマ化のスタートから12年。これまで2本の劇場版とシリーズが2本製作された『相棒』。3代目相棒・甲斐享(成宮寛貴)の父親・甲斐峯秋役の石坂浩二さんと初登場時から出演している中園参事官役・小野了さんは、プライベートでも交流が深いとのこと。息のぴったり合ったお二人に話しを訊いた。

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Kiss PRESS特別インタビュー

―Kiss PRESSは兵庫県の情報誌なのですが、お二人は兵庫にいらっしゃったことなどはありますか?

石坂 神戸にお気に入りの骨董品屋さんがあって、そこで買ったカバンがかつて演じた金田一耕助のカバンなんですよ。昭和15年ごろに使われていた普通のものより一回り小さいカバンで、監督に「丁度良い、これにしよう」って決めていただいて以来、歴代の金田一が持ちました。 小野 僕は京都出身なので、神戸は学生時代に好きでよく行きましたね。友達もおりましたし、お買い物に行ったり、海を見たり、遊びに行って。ただ東京に行って役者になってからは殆どもう…。 石坂 じゃあ50年くらい行ってないね。 小野 いや、50年じゃないですよ、20年くらいです(笑)。 石坂 (笑)。よく考えたら、うちに神戸で買った骨董品で残っているものがありますね。毎年のように買いに行ってましたから。

―ありがとうございます。では、映画の話を伺いたいと思います。

石坂 映画、どうですか? 小野 (笑)。そうですね、やっぱり劇場版も3作目になりますと、それなりに中園も… 石坂 あ、そうか、劇場版は3本とも出てる? 小野 もちろん、出ていますよ!シリーズも含めると5本目なんです。 石坂 最初からやってらっしゃるから長いんですよね。僕はseason11から出て、劇場版はこれが初めてだし。 小野 pre seasonから入れると14年で、連続ドラマになって12年ですかね。 石坂 今度の劇場版の見どころはどういうところですか? 小野 なんといっても、いつもは東京で事件と戦っている特命係が孤島へと赴きます。 石坂 そう、警視庁っていうのは東京都の警察で、実は伊豆諸島のずっと先まで管轄なんですよね。都知事選とかやるとよく分かるんですけど(笑)

―実際の現場の孤島にはお二人とも行かれてないんで、少し残念ですね。

石坂 行くっていう展開はちょっと難しいですよね。警察庁の次長ともあろう人が行っちゃまずいでしょ(笑)。今回に限ったことじゃないですけど、ほとんど現場には行ってないんですよね。そういう意味では仕方ないなと最初からあきらめてはいます(笑)。

―作中では自衛隊と警察の関係なども描かれています。

石坂 自衛隊と警察というのが反目しているということは色んなところで言われているんですけど、この映画だともう一歩突っ込んで、そうじゃないところもあるんだと。警察庁と自衛隊っていうのはどこかで情報をやり取りしていて、そうじゃないと日本の治安は持たないんじゃないかというのが峯秋の意見ですね。

―国防というテーマもひとつあって。

石坂 それがまさしく、今この時の話題としては素晴らしいと思いますね。劇場版を観ることで「あ、こういうことも起き得るんだ」とちょっと実感できるじゃないですか。そういう意味で観ていただいて、話していただくと、この映画を作った甲斐が…私は甲斐という役ですけども(笑)。洒落ではなく甲斐があったんじゃないかと思っています。

―さて『相棒』シリーズは初登場から14年経ちますが、その頃から出演されている小野さんは当初と現在で変化したことなどありますか?

小野 そもそもこんなに長くやらせていただけるとは思わずに始まっていますから、毎回目の前の台本と向かってやってきた結果、色んな枝葉が生まれてきているんですよね。それが僕自身の演技力と相まってですね…。 石坂 そんなものがあったのか! 小野 今、石坂さんを喜ばせようと思って、たぶんこういうの好きだろうなと思って言ったんです(笑)。いや、僕自身も自分では思わぬ変化を遂げているんですよね、中園は。 石坂 僕はseoson10まで一般視聴者だったので言わせてもらうと、やっぱり最初のころは中園が嫌なやつというか、そういうことを背負わなきゃならなきゃいけない人がいるのを一人でやってたわけだよ。それが段々分割されて、今は割とそれが私の方へ来ていますし。 小野 そうですね(笑) 石坂 そのぶんあなたが良い人でいられるんだよ。私が出て幸せでしょ? 小野 さらに上の嫌な人が(笑)。そういう意味では、僕だけでなくみんなそういうふうに変化成長と言うか、見てくださる方も含めて、時代とともに変わっていってる相棒があって繋がっていってますよね。 石坂 役を自分のなかで反芻して自然発酵して、良い具合になりつつあるんですよね。人事異動も最小限に抑えているというか、変わったのは相棒だけですもんね。そしてこの前の相棒はちゃんと私の下に来て、まだちょっと嫌味を言ったり(笑)

―中園参事官と内村刑事部長(片桐竜次)もずっと一緒ですよね。演じられているお二人は普段どのような感じなのでしょうか?

小野 あのままです。この前のお正月は、「久しぶりに俺撃たれるよ。昔は毎日撃たれてたのにな」とおっしゃったりして(笑)。僕が高校生のころにそういう役で拝見してた大先輩なので、15年前に初めて相棒でお会いして、すごく嬉しかったですよ。大概僕らは同じ時間で撮影所に入って同じように撮影して同じように帰るので、ずっとご一緒するんですよ。わりとあのままの関係性で僕らは二人でうろうろしてるので、たぶん東京では…。 石坂 怪しいって言われてるの? 小野 怪しいとは言われてませんよ(笑)。 石坂 犯人で二人組っていう証言があったらやばいですよね。警察ドラマやってるから、警察の裏をかくことも上手いんじゃないかとか。 小野 そんなことはないですよ(笑)。「こういう役にしよう」とか「このシーンはこうしよう」という話を撮影以外でしたことは殆どないですね。 石坂 要するに仲が悪いんですよ(笑)。同じ時間に来て同じ時間に帰るだけなんでしょ? 小野 最近は飲みに行ったり、お茶に行ったりして、普通に世間話をしますね。すみません、何もなくて(笑) 石坂 つまんない(笑) 小野 そうなんですよ、ほんとにね。 石坂 我々二人はよく酒を飲みに行くの。役同士は全然関係ないんですけどね。そのときもこんな感じで、ずーっと飲んでます。 小野 ずっとしゃべってますけど、いつも何の話をしたかよく覚えてないんですよね。 石坂 (笑)。理路整然とした話ではなくてね、時々曲がったりするから、最終的には自分でもどこで何を話したかよく分からなくなるんですよね。「今日のテーマは何だったかな?」と。 小野 そうですね、でもまあ全体的には演技論です!(笑)

―広がり続けている相棒ワールドですが、お二人が自由に想像される今後や、それぞれの役でやってみたいエピソードなどを教えてください。

石坂 やっぱり警視庁長官になりたいんでしょ? 小野 出世したいです! 刑事部長クラスにはなりたいですね。前回の劇場版Ⅱで、12人の部長クラスが人質になったとき中園が最高指揮官になり、見事に事件を解決したんですけど(笑)。ということは、順番としてはどこかの部長になれるぎりのところにいるわけですね。だから、刑事部長クラスになりたいんですが、なって微妙な出番になるのも困る(笑) 石坂 なって定年を迎えるなんて話になると困るんだよね。 小野 それはみんなが冗談でよく言うんですよ。中園を愛してくれる皆さんが「中園はそろそろ定年だ」とか。 石坂 「中園どうした?」「いやあの人は何とか教習所に行ってますよ」とか。 小野 最初に亀山薫は一回運転免許試験場に行かされるんですよ。僕が言ったんですけどね「お前は運転免許試験場だ」って(笑)。 石坂 だから練馬署の副署長になるとか。 小野 階級でいうと、所轄の署長と同等なんですよね。でも、そこに行ってしまうともう警視庁での出世は閉ざされてしまうので、このまま警視総監の方向へ行きたいんだと思うんですよ。 石坂 警察庁に来ても良いんだよ。 小野 うーん…。あえて左遷されて特命係に行くっていう手もありますよ(笑) 石坂 行っても、あそこに常駐する係になっちゃう。いつ電話がかかってくるか分からないから、二人が飛び出した後の電話番。 小野 じゃあ先に「暇です!」って言います(笑)。今後、どういう形に相棒がなっていくにしても、中園っていうのをこれだけやってくると、もっともっと内面みたいなものが表現できるような、プライベートみたいなものもちょっと皆さんの前にお見せできる機会があれば、ぜひやってみたいなと思っております。

―石坂さんはいかがですか?

石坂 私は、最初に出た時から一番大きなテーマとして「父と子」というのを抱えているんですよね。僕は親子関係というか、父親と息子っていうのは意外に難しいと思っていて、どの父親もすごく悩んでいらっしゃると思うんです。なぜかというと、やっぱりどうしてもね、僕の父親もそうでしたけど、うちに帰る時間が少なくて子どもと長く接したいっていってもなかなか無理なんですよね。男の子っていうのはきっと男の親にとっては、自分の跡を継ぐみたいな勝手な夢を抱いたかけがえのないものだと思うんです。女の子は嫁に行くっていってもそんなの許したくないっていうような抱え方じゃないですか。それに、女の子の方が家庭のなかで、反抗期は別としても父親に対して懐くふりしてうまくやってるじゃないですか、小遣い余分にもらおうと思って(笑)。そうやって考えていくと、父と子という問題をシリーズを通してもう少し描いていくなかで、そういうものを訴えかけていければなと思っています。(脚本を)書いてくださらないと絶対できないんですけど、願いとしてはそういうことです。

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