不動明王の智慧の火によって諸願成就を祈る

須磨寺秋季大祭『須磨の火祭り ～柴燈大護摩供（さいとうおおごまく） 火生三昧火渡り修行』

　大本山須磨寺（神戸市須磨区）で11月23日、秋季大祭『須磨の火祭り ～柴燈大護摩供（さいとうおおごまく） 火生三昧火渡り修行』が開催される。

　柴燈大護摩供とは、屋外で焚く大護摩のことで、もともとは山伏が山の中で行っていた修験道の修行であり、不動明王の智慧（ちえ）の火によって諸願成就を祈る。護摩壇が点火されると境内は煙で包み込まれ、この煙にあたれば無病息災のご利益を得られると伝えられている。

　法要の最後には火の上を歩く火渡り修行を実施。浄火によって煩悩を焼き尽くし、古い身体と別れ新たに生まれ変わるという意味が込められた荒行によって、身を清め新しい年を迎える準備を整える。

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