入賞作品で楽しむ伊丹酒も

公募展『2016 伊丹国際クラフト展 酒器・酒盃台』　伊丹市

　伊丹市立工芸センター（伊丹市宮ノ前）で現在、『2016 伊丹国際クラフト展』が開催されている。12月25日まで。

　「ジュエリー」と「酒器・酒盃台」の主題を毎年交互に開催しており、19回目を迎える今年は「酒器・酒盃台」。清酒発祥の地・伊丹にちなみ、「日本酒で乾杯するシーンを楽しむ酒器と、楽しい酒の場を演出する道具としての酒盃台」をテーマに作品を募集し、海外12ヶ国52人を含む297人による総数1430点の応募があった。その中から98人が入選、うち8人が入賞として選ばれた。

　同展では、伊丹出身の木工作家・三浦稔幸（としゆき）さんの大賞作品をはじめ、入賞・入選作品を紹介。大賞受賞作「Hanataba」は、お気に入りの花を1人ずつ手に取るように酒器を選び、その周りで談笑が生まれる情景が思い浮かぶことが受賞の決め手になったという。様々なコンセプトや造形美を宿した作品群をじっくりと観賞し、気に入った作品は購入することができる（一部を除く）。

　また期間中、市内の飲食店6店舗で伊丹酒を入賞作品に注いで提供するサービスも行う（有料）。実際に作家の器を手に取り、素材や形によって異なる風味を楽しむことができる。

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