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主演の大森南朋氏と松本人志監督が登壇!!初日舞台挨拶レポート

松本監督『R100』初日レポート

松本人志監督の最新作『R100』が、10/5(土)に初日を迎えた。
当日は、初日舞台挨拶と観客からの質問に答えるティーチインイベントが梅田ブルク7にて行われ、主演の大森南朋氏と松本人志監督が登壇した。

舞台挨拶&ティーチインレポート

まずはひとことご挨拶を。

松本監督
どうだったですかね。ずっといろんなところで言っていますが、コメディ映画ではないのですが、人それぞれ、笑いがこぼれるところもあるのかなと思っております。皆さんのリアクションは見れていませんが、わりとよかったんじゃないかなっていうふうに、なんかよくわからない通行人の人(スタッフ)が言ってました。

大森氏
お客さんがいっぱい入ってくれたらうれしいです。いや、うれしいのかな? あの姿をみんなに見られて…(笑)。とにかく今日は大阪に来れてよかったです。

(相方の)浜田さんは映画に使わないのか?

松本監督
毎回、聞かれるんですけど…ありえないと言い続けてきましたが、最近、1周回って出てもいいんちゃうかなと思っています。ただ、ギャラが高いので、事務所と調整しないと…事務所が厳しいですから。

大森氏
見てみたいですけどね。

松本監督
浜田を緑に塗って、実写版シュレックをやらせてみては。

松本さんは常々Mだと公言しているが、今回の映画は自分の願望が手伝ってのものなのか?

松本監督
されたいとまではいかないが、別にされてもいいかなあと。

大森氏
仕事としてですが、普段したことのない経験をさせていただきました。やりながら、監督はこういうことをやられたいのかな?と思っていましたが、聞くことはなかったです。もしかして、自分がやりたいことをやらせて、それを見ているプレイかなと(笑)。

松本監督
ど真ん中のSMクラブに行ったことはないのですが、ラブホテルで待っているタイプの風俗で、思っているよりずっと長いムチを持ってきた人がいて、ごめんなさいと謝ったことがあります(笑)。この映画に出てくるように、日常で繰り広げられるのが好きなんでしょうね…って、何の質問でしたっけ? 一度、大森さんから、撮影で責め立てられたとき、反応してしまったらどうしようと相談を受けたことはありました。

大森氏
撮影は段取りもありますし、そう不用意に反応はしませんでした(笑)。

松本監督
撮影では、連日、プロの縛り師の方に来ていただいて、毎回、縛っていただいてたんです。

大森氏
本物なので、その方のお話を聞くのは面白かったですね。

キャッチコピーに「父はM」とあるが、おふたりのお父さんはどうたったのか?

大森氏
あんまり考えたことがないですが…両方持っているのではないでしょうか。

松本監督
小学校の高学年ぐらいのとき、おやじのタンスからSMの本を見つけたことがあります。ずっと縛られてる女の人ばっかりでしたので、完全におやじはSだったと思います。ある時、母親と和気あいあいと団らんしてたときに、「人志、お父さんはすごく噛んでくるんやで」って言われたことがあって。その時は意味がわからなくて、「悪いことしたから?」と聞いたんですが、「そういうんやないねん人志、そのうちわかるわ」って(笑)。 

自分がSかMか気付いたのはいつ?

大森氏
役者は受けでいる方が多いので、そういう部分ではMなのでは。仕事をしてて気付かされたこともある。夜に関しては今ここで言うことでもないかなと(笑)。ドMではないです。

松本監督
高校ぐらいの時ってわからないもんね。自分ではわりとSかなと思ってたんですけど、仕事だと思うんですよ。この仕事選んで、コンビを組んでお笑いというものをやっていくと、どんどんボケってM化していくのはしょうがないのかな。そんなこと意識してやってたわけじゃないが、笑いを追及していくときに、ツッコミはどんどんSっぽく、ボケはそれに追いつめられることにより何か出すというのがあって。職業なのか何なのか、気がつけば浜田はどんどんSになり、僕はどんどんMになっていったというのがある。もともと持ってたもんなのかよくわかんないんですけどね。
仕事によっても変わるもんで。映画なんて撮ってると、やっぱりSな部分があって。じゃないと役者さんにこうこうこうと言うのは難しい。監督はSじゃないとダメなのかなって。で、編集するときはMになってるというか。悩んで苦しんでって…そういう仕事かなと思います。

映画に登場する主人公の家など、昭和テイストな感じがした。バロム1とかレインボーマンとか好きで、そういった感じで女王様がドルゲ魔神に見えたりもしたんですが、影響はあったのか。また、劇中でダウンタウンブギウギバンドの曲を使ったのは何故か。思い入れがあるのか。

松本監督
監督をやることは、自分の内面みたいなものをどんどん出していかないとダメなんじゃないかと思って。だから自分の好きなもの、経験、考えを出していかないといけないから、どうしても子供の頃の体験とか、そういうのは知らず知らずのうちに出てるし、それを隠すつもりもない。まあそうなんでしょうね。ちょっとこの映画が懐かしい感じがしたっていうのは、そもそも僕の好きなテイストでもあるし、ちょっとこの映画はパロディじゃない、むしろシリアスで怖いものなので、緊張感を出すために、ちょっと昔のイメージを出してみた。携帯やパソコンが出てくると緊張感がなくなる。そう思ったのでそうしたんですけどね。
車の追跡のシーンの挿入歌は2曲候補があった。もう1曲もダウンタウンブギウギバンドの「身も心も」。使ったのは「サクセス」。だから自分のコンビ名をダウンタウンにしたわけじゃないんですけどね。どこか引かれるものがあるんでしょうね。

大森さんに、監督松本人志は他の監督と比べてどうか?

大森氏
存在感というか、監督が一番上に立ってスタッフ、役者、みんなちゃんと同じ方向を向いてひとつの作品を作ろうという。監督が悩めばスタッフも待ったりする、すごくいい空気があった。巨匠の空気がありました。

松本監督
マジですか…。巨匠の風味がありましたか。

大森氏
風合いが、ありましたね。

最後にふたりからひと言ずつ。

大森氏
ついに初日が来ました。初日を見た人は、お友達に紹介してください。あいつがあんなひどいことになってたって言ってください。

松本監督
どうだった?と聞かれたら、「嵐が頑張っていた」と言ってください。そういえば、だまされて見に来るかも。でも嘘じゃないですから。「そして父になる」の次は「そして父はMになる」っていうことで、2部構成だと考えていただければ。これからも機会があれば、新しいことに挑戦していきたい。1人ぐらい、こんなおかしな監督がいてもいいのかなと思います。

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Kiss PRESS編集部

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