えびす様の総本社・西宮神社の例祭を中心とした秋祭り

西宮神社『西宮まつり』　西宮市

　「えべっさん」の名で親しまれている西宮神社で9月21日と22日、『西宮まつり』が開催される。

　『西宮まつり』は、西宮神社の「ご鎮座伝説」に由来する祭り。えびす様が初めて現れたとされる神戸・和田岬までえびす様を船で連れていくもので、古くは平安時代末期に行われたと記録される。安土桃山時代以降中断していたが、阪神・淡路大震災からの復興の証として約400年間途絶えていた海上渡御（かいじょうとぎょ）を再興しようと、地域と神社とが協力し「西宮まつり協議会」を結成。2000年から『西宮まつり』と称した祭りが行われている。

　21日は「奉納演芸」として阿波踊りや和太鼓、ミュージックライブや毎年好評のえびす大喜利などが披露される。例祭が行われる22日には冠や狩衣などを身につけた子ども約250人が稚児役として参加する「稚児行列」や、同神社の「ご鎮座伝説」に由来する「渡御祭（とぎょさい）」が実施されるほか、新西宮ヨットハーバーでみこしを乗せた船が西宮の海を巡幸する。そのほか、同神社界隈を練り歩く「だんじり巡行」や「こども樽みこし」など様々な神事が行われる。

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