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浪漫活劇『るろうに剣心』より元宝塚歌劇団雪組トップスター早霧せいなにインタビュー

1994年に週刊少年ジャンプで連載開始後、シリーズ累計発行部数6000万部を超えるヒットを記録した人気コミック「るろうに剣心」。1996年のアニメ化、2012年の実写映画化に続き、2016年には宝塚歌劇団で初めて舞台化され成功をおさめた。主演・緋村剣心を演じたのは当時の雪組トップスター早霧せいなさん。宝塚ファンだけでなく、原作ファンをも魅了した本作が、初演を担当した演出家・小池修一郎さんの新演出により、新橋演舞場・大阪松竹座で上演される。昨年宝塚歌劇団を退団した早霧さんが再び剣心を演じる、かつてない試みとなる本作に懸けた想いや意気込みを語ってもらった。

—昨年宝塚歌劇団を退団されましたが、在団時に演じた男役に再び同じ役で出演されるというのは珍しい試みですよね。
オファーをいただいた時は、退団した後に男役をやると想像していなかったですし、“男役”というものは宝塚現役生徒のものだと思っているので、かなり抵抗もあり悩みました。体力的にもハードな作品で、現役時代でも大変だったのに、今の自分にできるのかなと思い、簡単に「やります」とは言えませんでした。でも、最後にはせっかく小池先生の『るろうに剣心』が再び舞台化されるのであれば「他の人が剣心を演じるのは見たくない、どうせなら自分がやりたい」という気持ちが勝り、決心しました。

—小池氏には今回どんな風にオファーされたのでしょうか?
オファーの時点で「他のキャラクターは誰がいいか」などの相談もされて、「いや、まだやるとも言ってない…」と思いながらも、私もついつい「そうですね」とか意見を言っちゃって、どんどん引っ張り込まれる感じでした。先生はずるいですよね(笑)。先生とお話していると初演の時を思い出して、今回も自分が舞台に立ったら…と自然と想像してしまいました。先生ご自身も新橋演舞場、大阪松竹座で作品を手掛けられるのは初めてなのでせっかくやるなら新しい試みをしたいとおっしゃっていて。私も客席に赤提灯が並ぶなど和風な舞台で『るろうに剣心』をやれたら、お客様は以前と違った感じで楽しめるんだろうなと思って、「やってみたい」となりました。一番気になっていた花道は今回の舞台で使用すると聞いているので、今から花道を走るのが楽しみです。

sagiri7

—初演では原作ファンからも大きな反響があったとか?
「小さな頃から剣心が好き」「るろうに剣心を見て育った」という原作ファンの方、宝塚を観たことがない方々がたくさん観にきてくださったという手応えのある作品でした。トップとして舞台を観たことがない方に一度でも生の舞台を観ていただければという思いでやっていたので、そういう話題性のある作品に出演できたのは喜びでした。また、原作から出てきたような作品づくりを目指していたので、原作ファンの方々にも認めていただけたことはとても嬉しかったです。

—原作がある作品はどのように役作りをされていますか?
『JIN-仁-』『伯爵令嬢』『ルパン三世』など原作がある作品に出演することは過去にもあったので、『るろうに剣心』の時も戸惑うことはなかったです。ファンとして原作を読んで、最初に感じたことを大切にすることと、そのキャラクターはどういう印象で愛されているかというところを分析しながら、それを台本に合わせて入れ込んでいくという作業ですね。漫画ではより詳しく描かれていますが、剣心には人斬りだった過去がありました。自分の心と裏腹に人を斬っていたことをずっと悔やみ、ある時から刀を逆刃刀に持ち替え、頬に刻まれた十字の古傷に人を斬らないと誓いを立て、過去を抱えながらも明るく生きていく。普段は人に流されて受け身な所がありますが、いざ決める時、戦うときは強い。いわゆるヒーローだけど、かっこいいだけではなくいろいろ抱えているところを見ると、現代の方々も勇気づけられるのではないかなと思います。

sagiri3

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