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映画『光』井浦 新 × 瑛太にインタビュー

「舟を編む」で本屋大賞を受賞した三浦しをんの同名小説を原作に、『さよなら渓谷』や『まほろ駅前』シリーズで知られる大森立嗣監督が映画化。暴力や狂気といった人間の奥底に潜むものをむき出しにし、残酷だが純粋な人間ドラマを繰り広げる『光』は、ある島を襲った津波で生き残った3人の子ども、罪を犯した者、罪を犯させた者、罪を目撃した者の歪んだ愛の行方が描かれている。かねてから共演を望んでいたという井浦新さんと瑛太さんが、本作では狂気と怪物性をぶちまけ合い、一時たりとも目が逸らせないほどの緊迫感をもたらしている。“本能的に演じた”と話す2人に、撮影を振り返ってもらった。

大森監督の器の中で本能のままに
演じていたらこうなってしまった

―原作者の三浦しをんさんが「役者さんたちがこれまで見たことのない表情をして『光』のなかで生きていた。それぞれの凄まじい演技力はもちろん、役柄への解釈力によるところも大きいと思う」とコメントされていましたが、自身が演じられた役柄についてどう捉えられていますか?
井浦 そうですね…難しいですね。(演じた)信之は、“出てきてしまったものがあれだった”というのが一番ハマると思うんですよ。大事なのは大森監督の下で僕たち2人がやったから、あぁなったということですね。大森監督がどんな映画作りをしている人なのか、役者に何を求めているのかということを過去にも経験させていただいて、それを知っていたので。瑛太くんが演じる輔(たすく)が目の前に立った時、台本を読んで活字で輔と会話していたのが意味を持たなくなってしまっていたんです。もう最初のシーンから大森監督の器の中で本能のままに演じていたらこうなってしまっていました。

瑛太 原作を読んで役のイメージはしていましたが、今回は役についてお芝居でどうにかしようとは思っていなかったので役作りは特にしなかったですね。新さんと向き合った時に何が起きてくるかということを意識しました。あと、輔の背景として大切にしたかったのは、信之のことを「守護神」だと思っているんですけど、多分守ってくれるという感覚だけではなくて、本当の神にすがるような思いというか、そういう幼い子どもの時に抱いた感覚のまま育っているということ。25年が経って“ゆき兄”(信之)という存在に再会した時もきっとその感覚は変わっていなかったのだと思います。結果的にどうされたい、どうしてほしいというのが明確じゃないまま育ってしまったというか。だから輔は、生きることと死ぬことの境界線がなくなってしまっていて、(信之に)何かをずっと期待し続けているのかなと思っていましたね。

©三浦しをん/集英社 ©2017「光」製作委員会

©三浦しをん/集英社 ©2017「光」製作委員会

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