誰をも美しく変身させてくれる 魔法のファッション
「求愛」はスタート地点
―仲さんにとって、着物とはどういう存在のものですか？
仲 自分が生まれたこの国の一番の自慢だと思います。私にとってというより、日本人にとっての自慢。誰をも美しく変身させてくれる魔法のファッションだと思っています。着物って、日本人がやっぱり一番似合いますしね。だから胸を張って、皆が堂々と着られるもの。そんな大切な日本の誇りを今回一緒に作らせてもらったと思うと、とても感慨深いです。
―会場に集まった女性をはじめ、様々なメディアなどを通して目にした方たちにとっても「着物を着てみたい」と思うきっかけになりそうですね。
仲 そうなんです。これがSNSに上がった時の海外の方たちからの反応っていうのがすごく楽しみ。有名セレブや海外アーティストも「着てみたい！」「Wao！」ってなるんじゃないかな。アグリさん、たくさん問い合わせが来て忙しくなっちゃうかもしれませんね（笑）。
鷺森 作品と里依紗さんの融合が素晴らしいので、共感してもらえたら嬉しいです。
―今後またお2人のコラボレーションを期待しています。
鷺森 私にとって「求愛」はスタート地点。里依紗さんの表現はとても幅が広くて魅力的なので、これからまた機会があれば海外でも一緒に作品を作って発表したいです。
仲 今回一緒にお仕事させていただけて嬉しかったですし、これからも何かイベントとかで一緒にどんどん作り上げてみたい！本音を言うと、結婚式前に会いたかったです。結婚式とか成人式とか、すっごい着物やドレスを作ってほしかったなぁ（笑）。これから私が海外で何か活動する時にも、日本を誇るものとしてアグリさんの衣装をまとえたら幸せですね。そのためには、それに見合う作品に出なくちゃいけない。だから、これからもっと頑張ります！
1989年生まれ。長崎県出身。女優としてドラマ、映画に出演する他、ファッション誌でモデルとしても活躍。2006年劇場版アニメ『時をかける少女』のヒロインの声を担当し話題に。2010年実写版『時をかける少女』『ゼブラーマン～ゼブラシティの逆襲』で「第34回日本アカデミー賞新人俳優賞」「第25回高崎映画祭最優秀主演女優賞」を受賞。4月から、テレビ朝日土曜ナイトドラマ「東京独身男子」に出演する。
【公式サイト】http://artist.amuse.co.jp/artist/naka_riisa/
鷺森アグリ Aguri Sagimori
2007年、バンタンデザイン研究所を卒業、同年に様々な新人賞を受賞。翌年、AGURI SAGIMORIとしてデビュー。2016年に現在の「鷺森アグリ」に改名し、カットワークやメリハリのあるフォルムで提案するブランドagris（アグリス）をリ・スタート。近年、「求愛」をテーマに特別な人へドレスを製作する「Dear_Project」を展開。4月2日まで、阪急うめだ本店（大阪市）で「ファッションとキモノとイキモノ展」を開催中。
【公式サイト】http://a-gri-s.com/
【『神戸コレクション2019 SPRING/SUMMER』公式サイト】https://www.kobe-collection.com/