―杉田選手はなでしこジャパン（サッカー日本女子代表）の一員としても活躍されていますが、世界大会と国内リーグで出場する時のプレッシャーに違いはありますか？
リーグは出場できる機会がどんどん増えてきて、良い意味での「慣れ」も増えてきました。緊張し過ぎたり、考え過ぎることは無くなりましたね。なでしこジャパンでは、いつも一緒にプレーしている選手以外と世界の強豪に挑むので、多少緊張はします。外国の選手には体格もスピードも適いませんから。でも、そんな不安要素も実際にプレーしてみたら不安じゃなくなっていたり、自分がやれることをやらないと何も変わらないまま終わってしまうので、もっと前向きにチャレンジしていこうと思っています。
―サッカーでプロを目指している若い方や、チームメイト、サポーターの皆さんにとっても励みになる姿勢であり言葉ですね。
私はいつも上手くいく、いかないは別として「とにかく楽しむこと」を心がけています。楽しんでプレー出来れば良い結果に繋がるし、ポジティブに物事を考えられるようになる。だからサッカーに限らず、皆さんも取り組んでいることに対して「楽しい」という意識を持ってほしいですね。今シーズンのINACの試合も、きっと皆さんに楽しんでもらえるし「また見に行きたい」と思ってもらえる自信があります。まずは1度見に来ていただいて、一緒に楽しみましょう！
神戸を本拠地に活動する、プレナスなでしこリーグ1部の女子サッカーチーム。「INAC」はInternational Athletic Clubの略で、「レオネッサ」は雌ライオンを意味し、美しさと力強さを表現。2005年にLリーグに参入し1年で1部へ昇格。2010年に全日本女子サッカー選手権大会（現：皇后杯）にて初のタイトルを獲得し、2011年にリーグ初優勝を獲得した。今季のスローガンは「Are you Ready? -すべては笑顔と感動のために-」。
【公式サイト】https://inac-kobe.com/
【公式twitter】https://twitter.com/inac_kobe2001/
【公式instagram】https://www.instagram.com/inac_kobe_official/
杉田妃和 Hina Sugita
1997年1月31日生まれ。福岡県出身。ポジションはミッドフィルダー。小学2年生からサッカーを始め、2012年に女子サッカーの名門である藤枝順心高等学校に進学。「2014 FIFA U-17女子ワールドカップ」「2016 FIFA U-20女子ワールドカップ」で日本代表に選出され、世界最優秀選手賞を受賞。現在も日本代表に選出されている。INACでは、2017シーズンから澤 穂希選手の背番号「8」を受け継ぐ若手エース。162cm。
【公式twitter】https://twitter.com/hina_0_8_2