2018年9月から開幕している男子プロバスケットボールリーグの『B.LEAGUE 2018-19シーズン』。西宮市立中央体育館をホームアリーナに持つ西宮ストークスも現在、B1への再昇格に向け、熱戦に次ぐ熱戦を繰り広げている。スローガン「全力宣言」を掲げ、選手はどのような姿勢でプレーオフ出場を目指すのか―。前季に引き続きキャプテンを務める谷 直樹選手と西宮で3年目となる谷口選手に聞く。
―今シーズンも中盤に差し掛かりましたが、現在の手応えやチームのコンディションはいかがですか?
谷 スタートダッシュは遅れましたが、チームの状況はどんどん良くなってきています。新外国籍選手のブラッドリー・ウォルドー選手も入ってきてくれたので、ここから良い方向に流れを変えて、まずはプレーオフに行けるように頑張りたいです。
谷口 少しずつ勝ち星も増えてきていますし、ギリギリまで競(せ)って落としてしまうゲームなどを今後しっかり勝ち切ることができれば、もっと自分たちに自信も付くのかなと思います。
―これまでと比べて、今シーズン「西宮ストークスはここが変わった!」という点は?
谷口 今年から新ヘッドコーチが来て、チームの雰囲気がガラッと変わりましたね。全体的な練習量が増えて、特に若手の育成に対する力の入れ方が全然違う。期待してもらえている分、結果を出さないといけないという責任感もあります。
谷 日本人の選手にあまり入れ替わりはないので、長年やってきた西宮の良さというものを出しながらも、これからはもっと若手に試合に出てもらえるようになってもらいたい。そうすれば自分たちのプレータイムを守るためにベテラン勢ももっと頑張ると思うので、相乗効果でチーム全体が良くなると思います。
―谷選手は今シーズンもキャプテンを務められていますが、プレッシャーはありますか?
谷 正直、昨シーズンが終わって「もう二度とやるもんか!」と思いました(笑)。でもチームやヘッドコーチに「今シーズンもやってほしい」と言われて、そういう風に言ってもらえるのはありがたいことですし、今は自分がそういう責任を背負う立場にあるとも思っています。キャプテンとして出来る限りのことはやり続けたいですね。
谷口 谷さんがキャプテンで、本当に安心感があります。でもこれからはメンタル面では若手としてガツガツ行きながらも、責任感の面では谷さんの負担を僕たちが少しずつ減らしてプレーしていかないといけないなと思っています。
谷 直樹
1988年7月3日生まれ。兵庫県出身。ポジションはスモール・フォワード。昨季に引き続き、今季もキャプテンとしてチームを牽引すると共に、華麗な3Pシュートでゲームに勢いを付ける名プレーヤー。昨年11月3日、B2リーグ通算1000得点を達成した。193cm/80kg