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酒蔵に訪れて楽しむ「兵庫の日本酒」

日本酒の生産量が国内で最も多い兵庫県。有名酒蔵が名を連ね日本を代表する酒処として知られる「灘五郷」をはじめ、県内には多くの蔵元が存在する。実際に酒蔵を訪れ、酒造り・蔵元の歴史を知ることでまた一段とおいしく感じられるはず。冬にも行きたくなる酒蔵をご紹介。

[目次]
神戸酒心館〈神戸市東灘区・御影〉
櫻正宗〈神戸市東灘区・魚崎〉
白鹿〈西宮市〉
灘菊〈姫路市〉

 

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「ノーベル賞晩餐会」で5年連続提供された
清酒「福寿」の蔵元

「神戸酒心館」は1751(宝暦元)年創業、灘五郷の西「御影郷」に位置する。阪神・淡路大震災で全壊するも「訪れたいと思える魅力ある酒蔵に」という新たな方針を決め、1997年に醸造蔵を中心に直売所や料亭、ギャラリー、木造蔵を活かした酒心館ホールなどを併設した蔵を再建。懐古的で趣のある空間をそのままに、酒造りがより身近に感じられる場所に生まれ変わった。酒蔵ならではの料理が味わえる料亭、酒造りの見学、蔵元限定の「生酒」、好みの味わいを確かめることができる利き酒(試飲)など、ここでしかできない体験を楽しんで。

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蔵見学

「福寿」の歴史や酒造りへのこだわりをまとめた「酒造りビデオ」の上映(日本語・英語・中国語・韓国語)。リーフレットも16カ国語バージョンも用意。

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【Aコース】10:00〜18:00/6人以上は要予約 ビデオ+利き酒+買い物=40分
【Bコース】11:00〜/2日前までに要予約 Aコース+蔵見学(発酵エリア)=40〜60分 ※予約は「東明蔵」まで

特別に中にも潜入!

「日本酒」は米を発酵して造られる醸造酒だが、米には糖分が含まれないため発酵しない。そこで、まず米を麹菌の酵素によって糖分に変え、そこに酵母を加えて発酵させるという、極めて巧妙で複雑な工程で造られている。

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大まかな工程は・・・・米を磨く「精米」→「洗米」→水分を吸わせる「浸漬」→「蒸米」→麹菌を米に振りかける「麹」→麹米・掛け米・仕込水(宮水)・酵母を混ぜる「酒母(しゅぼ)」→糖化と発酵を同時に行う「もろみ」→厳守と酒粕に分ける「上槽(じょうそう)」→「ろ過」→殺菌「火入れ」→「貯蔵」

蔵の料亭 「さかばやし」

酒蔵の雰囲気を感じられる木の温もりあふれる空間。ゆったりと寛ぎながらこだわりの料理が堪能できる。特別な日に利用するお客さんも多いとか。

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粕汁膳 1,950円

粕汁膳 1,950円

酒蔵の粕汁、前菜盛り合わせ(胡麻豆腐、煮物、小松菜のおひたし)、旬魚のお造り(鯛)、季節の蒸し物(茶碗蒸し)、ご飯、漬物、季節の甘味(豆乳寒天)がセットに。身体の芯から温まる具だくさんの粕汁は冬に食べたい一品。

酒屋鍋 3,980円

酒屋鍋 3,980円

福寿の酒粕をたっぷりと使用し、白味噌と特製出汁で合わせたまろやかな味わいの鍋。酒粕の旨味が鮮魚3種と豚肉、野菜の旨味を引き立てる。

神戸ビーフの酒粕つけ焼き 5,940円(税込)※3日前までに要予約

神戸ビーフの酒粕つけ焼き 5,940円(税込)※3日前までに要予約

直売所「東明蔵」

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定番商品はもとより、加水調整を行わず酒本来の味わいを堪能できる同店限定の「生酒」は必見。国各地より取り寄せた酒肴や珍味、調味料をはじめおいしさにこだわった食品も豊富。

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利き酒(無料試飲)だけでなく、蔵直採り生酒の量り売りや、ゆっくり味わえる喫茶カウンターも。しぼりたてのまま、加水調整などを行わない生の原酒は日本酒本来の味わいが堪能でき、「蔵元で飲んだあの味が忘れられない」というお客さんから強い要望で生酒の量り売りが実現した。季節ごとに、にごり酒や生もと造りなどその時期でしか味わうことのできないお酒も並ぶ。

 


 

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〈左〉「福寿山田錦生酒80 しぼりたて720ml 1,501円」スタイリッシュな辛口。爽やかな口あたりで甘みと酸味、心地よい苦みが調和。〈右〉「福寿純米吟醸 720ml(化粧箱入り)1,728円」熟した桜桃のような豊かな香りとなめらかな米の旨味が感じられる。

蔵元 神戸酒心館
神戸市東灘区御影塚町1-8-17
さかばやし ☎078-841-2612/11:30〜14:30(L.O.14:00)
定休日なし ※年始は1月4日〜
直売所「東明蔵」  10:00〜19:00/定休日なし/☎078-841-1121
公式サイト https://www.shushinkan.co.jp/