明治から続く酒蔵が両側に建ち並ぶ
タイムスリップしたような雰囲気を楽しんで
約2700坪の敷地に創業当時(明治43年)からの木造酒蔵が現存する灘菊酒造。門をくぐると情趣を感じる空間が広がり、自由に酒蔵見学を楽しめる。見学後には直売所でスタッフに話を聞きながら試飲して、お気に入りの日本酒を見つけて。運転手や日本酒が苦手な人も飲めるノンアルコールの甘酒も人気。現在杜氏を務める蔵元の三女・川石光佐さんは、全国で3人目、県内唯一の女性南部杜氏として注目を集めている。伝統を守りながら、女性ならではの感性を活かして新しい酒造に取り組む彼女の繊細で優しい日本酒をぜひご賞味あれ。
レストラン「前蔵」
明治43年建築の酒蔵の土壁・柱・梁は当時のままにノスタルジックな雰囲気。元祖綿菓子牛鍋や自家製ざるごし豆富、日本酒に合う逸品料理などが味わえる。
見た目にも楽しい名物料理。サシが美しい特選佐賀牛の上に、ふんわりと綿菓子を乗せ、すき焼きの割り下に甘味をプラス。食前酒・ざる越し豆富・前菜・塩麹焼魚・麦めしとろろ・酒蔵デザートがセットに。
飲み比べが楽しめる「ひとりじめセット(60ml×3)」や「試験管気分セット(30ml×6本)」は、いろんなお酒を楽しみたい方におすすめ!
直売所
入口に書いてある「酒の味 耳で聞くより口で唎(き)く」という言葉通り、灘菊の直売所では全ての試飲が可能。気になる商品があればスタッフまで!ギフト用にラッピングされた商品も多数ラインナップ。日本酒初心者の方にも呑みやすいものをスタッフが提案。
伝統の紺色とかわいいピンクの法被を着て記念撮影はいかが?
酒蔵の膳処「西蔵」
昭和30年代まで酒母(お酒の元)を造っていた場所。国宝・姫路城が世界文化遺産に登録された1993年から酒造見学をはじめ、1996年からは団体客60〜160人まで利用可能な食事場所、ホールとして使用されている。高い天井、太い梁、酒蔵のフタを使ったテーブルは必見!見学可。
東蔵
昭和30年までもろみを発酵する場所として使用されており、現在は当時のタンク、酒造りの道具や、現在の酒造りの写真を展示。見学可。敷地内には創業当時に使用していた道具など時代を感じるものがずらりと並んでいる。
〈左〉「純米吟醸 灘菊 720ml 1,728円(税別)」播州産山田錦を100%使用。すっきりと爽やかな後口で、全体的に柔らかみがあり飲みやすい。〈右〉「純米 灘菊 720ml 1,350円(税別)」米だけで造った柔らかでふくよかな旨味が特徴。やや辛口。
蔵元 | 灘菊酒造 姫路市手柄1丁目121番地 |
レストラン 前蔵 | ☎079-224-0707/火曜定休(夜は火・日曜) 11:30~14:00(L.O.13:30)、17:00~21:00(L.O.19:30) ※夜は前日までの予約制 ※年始は1月5日〜 |
直売所 | 10:00~18:00/無休(年始は1月4日〜) |
酒蔵見学 | ☎079-285-3111/最終入場17:00 |
公式サイト | http://www.nadagiku.co.jp/ |