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映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』より阿部サダヲにインタビュー

まさか紙粘土で作られるとは
「どういう発想!?」って(笑)

—阿部さんの演じられた役柄・シンについても、台本の時点で細かく決められていたのですか?
衣装をはじめ、僕から提案したものは一つもないですね。周りのスタッフさんも三木監督の世界観に入りたいという方ばかりなので、美術に関しても1回観ただけでは伝わらないようなすごいこだわったセットでした。ロッカーってとりあえず革ジャンというイメージがあって、自分がやっているバンドでも着ているんですけど(笑)、シンのようにそうじゃないロッカーもいて。ライブの時のイメージはマリリン・マンソンだったらしいんですけど、まさか髪型を紙粘土で作られるとは思っていなくて。鏡の前で出来上がっていく姿を見ながら「これ何やってんの?どういう発想!?」って思っていました(笑)。ジェルで髪の毛を固めてから直接紙粘土をくっつけるので、落とすのもすごく時間がかかるんですよ。衣装は普段SMの衣装を作っている方にお願いしたらしいです。すごいですよね、僕にはあんな発想ないから。普段ロックバンド(グループ魂)をやっているから、そのイメージとは変えたいと思っていたので、全く違うもので面白かったです。

—俳優とバンド活動を両立されている阿部さんにとって今回の役はやってみたかった役柄だったのでは?
そうですね。イギリスのロックバンド「ザ・フー」のロックオペラ「トミー」という作品が好きで、ずっとロックコメディに憧れがありました。僕ら世代のロックをやられている方々はMCが面白かったり笑える要素があって、宮藤(官九郎)さんと一緒に作った僕らのバンドも面白いロッカー、ロックコントみたいなところから始まっているので、いつかはそういう作品をやりたいなと思っていましたね。

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まだロックになりきれていない
70歳くらいになれば、ね…(笑)

—千葉雄大さん演じるマネージャーのセリフで「表現や音楽性はどうでもいい、声で圧倒させるのがロックだ」というような言葉もありましたが、阿部さんにとって「これがロックだ」と確立されているものはありますか?
僕はまだロックを確立できていないかもしれないですね(笑)。ロックってストレートに伝えられてかっこいいじゃないですか。僕は曲がっていて、ストレートに言うのが恥ずかしいというか、なんかいけないんですよね。もちろん目指してはいます。70歳くらいになれば、ね…(笑)。

—本作は豪華アーティストによる書き下ろしの楽曲提供でも話題になっていますよね。
HYDEさんといしわたりさんが作ってくださった曲、すごくかっこいいですよね。そして周りのバンドもすごいんですよ。撮影の時にも実際にそのバンドメンバーで弾いてくれて。すっげぇパワフルでかっこよくて、「これはちゃんとやらないといけないな」と思いました。こんな素晴らしい方々をバックに歌うことは今までなかったですし、演奏しながらあんなに体を動かせるのってすごいですよね。普段、自分のバンドでは体に気を使っている人としかやっていないから(笑)。ライブシーンは一番最後に撮影したんですけど、本当にすごかった…なんか燃えるものがありましたね。吉岡さんも自分の出番がないのにわざわざ来てくれていました。

—シンのライブで披露される楽曲は一度聞いたら耳に残るキャッチーでかっこいい楽曲でしたね。
最初は、まだ歌詞のない状態でHYDEさんが仮歌で歌っているデモをいただいたんですけど、それがあまりにもかっこよくて。こういう曲を歌ったことがなかったので、グループ魂で歌っている声とは違う声で歌いたいなと思っていたんですけど、やっぱり限界がありましたね。楽曲と衣装、メイクで作り上げてもらいました。あと、シンよりふうかの楽曲の方が多いというね。そこもまた面白いですよね(笑)。

—冒頭のシャウトシーンは監督の強いこだわりで何度も録り直したとか?
レコーディングを2日間にわたって行い何十回と叫んで、絶叫になるとそんなに声色も変えられなくて、叫びって難しいと感じました。

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