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地球ゴージャス プロデュース公演『ZEROTOPIA』岸谷五朗 × 柚希礼音インタビュー

地球ゴージャス1_3

中心にいる二人の空気で皆が自然と陽になっていく

―先ほど、柚希さんが稽古場について「家族のような、すごく温かい雰囲気」とおっしゃっていましたが、岸谷さん、寺脇さんお二人の関係性が作り出しているんでしょうね。
【柚希】寺さんが面白いことを言うと、いつも五朗さんが爆笑するんですよ。本当に楽しそうに作っていらっしゃるのが、良い作品を作るために大事なことなんだなって改めて思いますね。
【岸谷】演出家の一番大事な仕事って稽古場作りかもしれないですね。舞台では稽古場の悪さ・冷たさが出ちゃうから。プロが集まる稽古場は皆が緊張しているのが当たり前で、そこで勇気を出して自分の持っている演技を披露しないといけない。現場の雰囲気が良くないとできないんだよね。特に面白い表現ってできなくて、(柚希さんに向かって独特なポーズをとりながら)こんなこと出来ないでしょ(笑)?(柚希さんが笑いながら頷く)それができる稽古場を作ることがすごく大切なこと。でもこれは意識してというより、いつも自然に出来上がっていますね。今回の現場も、今はのびのびしすぎなくらい皆伸びやかにできています(笑)。でもその中には緊張感もあって…、地球ゴージャスの作品の成り立ちもそんな稽古場にあるのかもしれないですね。あとは、まずキャスティングの段階でそういう人を選んでいます。礼音ちゃんなんて「こんないい子いない!」ってくらいいい子なんだよ。酒飲みながら寺脇とも喋っているんだけど、エンターテイナーとしてだけなく、一人の女の子として本当にいい子で。今回もそういう人が35人集まってくれています。もちろんそれぞれに欠点はあるんだけど、そこを笑えるくらいいい奴ばかりなんです。
【柚希】やっぱり中心にいる五朗さん、寺さんが陽の空気を作ってくれるので、陰な空気がなくなるというか。皆が自然と陽になっていくんだと思いますね。

―千穐楽を迎える最後の公演地が大阪となりますが。
【岸谷】いつも言っていますが、大阪のお客様はブロードウェイに一番近い観客だと思っています。様々な感情を見せてくれて、我々演劇人を育ててくれる観客がいるのが大阪です。作品がどんな形で成就するのかを見ることができ、次の作品への勇気をもらえるので、毎回千穐楽には大阪を選んでいます。これから追い込みに入って大エンターテインメントに仕上げたいと思っておりますので、ぜひ劇場に足をお運びください。

 

地球ゴージャス8_3

 

ダイワハウスSpecial
地球ゴージャス プロデュース公演Vol.15「ZEROTOPIA」

地球ゴージャス4

大きな大きな船が沈んだ…
生き残った人間たちが辿り着いたその島は、地図にない、色彩もない島だった。

目覚めると、そこは島であった。感覚がおかしい。五感が変だ。確かな事は自分は、島にいるということだけ。そんな感覚に取り憑かれ、島を見渡しているのは自分だけではなかった。生き残った彼らは自分と同じ豪華客船に招かれた人々。沈むはずのない客船が沈み打ち上げられた数名の命…。彷徨い徘徊している内に出逢いを重ねる人々。罪を隠す女、恨みを隠す男、悲しみを隠す男、狂気を隠す女、何も隠さない男、そして、企みを隠す男…ひとつ一つ剥き出しになっていく彼らの隠された過去。そして、彼らはこの島に流れ着いたのではなく、「客船は沈没させられ、流れ着かされた」ということを知る。この島は、色を失った、地図にない島。そして、大きな陰謀渦巻く島。その島を起点(ゼロ)として、ユートピア(理想郷)へ向かうのか、ディストピア(地獄郷)へ向かうのか…。彼らは、なぜ、集められたのか。心の奥底に巣食う闇を抱えて生きてきた彼らに、魔の手が近づく…。

作・演出 岸谷五朗
出演 柚希礼音、西川貴教/新田真剣佑、宮澤佐江・花澤香菜(Wキャスト)/藤林美沙、原田薫、大村俊介(SHUN)、水田航生、植原卓也/岸谷五朗、寺脇康文 ほか
大阪公演 2018年7月6日(金)~15日(日)
場所 フェスティバルホール(大阪市北区中之島2-3-18)
チケット S席 12,000円、A席 10,000円、B席 8,000円(全席指定・税込)
問い合わせ キョードーインフォメーション TEL 0570-200-888(全日10:00〜18:00)
公式サイト https://www.chikyu-gorgeous.jp/vol_15/

 

岸谷五朗 Goro Kishitani
1964年9月27日生まれ、東京都出身。1983年に三宅裕司が主宰する劇団スーパー・エキセントリック・シアターに入団し看板俳優として活躍。退団後の1994年に寺脇康文と演劇ユニット「地球ゴージャス」を結成し、定期公演を行っている。その他数多くの舞台で演出を手掛けるなどマルチに活躍。近年の主な出演作品に、ロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』(日本版演出協力・上演台本/16)、映画『HIGH&LOW THE MOVIE2 END OF SKY』(17)、WOWOW連続ドラマW『監査役野崎修平』(18)など。

柚希礼音 Reon Yuzuki
6月11日生まれ、大阪府出身。1999年に宝塚歌劇団に入団し星組に所属、2009年にトップスターに就任。2015年の退団後、舞台を中心に第一線で活躍。近年の主な出演作品は、ミュージカル 『バイオハザード 〜ヴォイス・オブ・ガイア〜』(16)、舞台『お気に召すまま』(17)、ミュージカル『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』(17)、『マタ・ハリ』(18)など。

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【次ページ】 大阪記者会見には岸谷五朗、寺脇康文、柚希礼音、西川貴教が登壇

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