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地球ゴージャス プロデュース公演『ZEROTOPIA』岸谷五朗 × 柚希礼音インタビュー

―柚希さん、西川さんはどんな役どころなのでしょうか?
【岸谷】秘密です(笑)。だいたいのストーリーは明かしているんですけど、僕らの中ではなるべく秘密にしておきたいというのがあって。役柄は言えないですが、ただならぬ過去を持った人たちが何らかの理由によって集められたということが描かれます。

―カラフルな前作「The Love Bugs」と打って変わり、今回は色彩のない世界観で描かれますが、舞台装置や衣装についてのこだわりを教えてください。
【岸谷】美術セットは出来ているのですが、照明で頭を悩ませています。照明から色を取ると陰影しかなくなってしまうので色彩のない島をどう表現するか、というところですね。衣装は、(ファッションデザイナーの)山本寛斎チームが一緒にやってくれているんですけど、あぁでもないこうでもないと言いながら毎日衣装合わせをしています。今回は特に色にこだわって、同じ白でもどういった白にするのか、などラストシーンまでのバランスを考えて細かく摺り合せながら作っていきました。
【柚希】ビジュアル撮影で着た衣装は、今までにあまり着たことのない服で、髪型も初めてでした。本番では、ビジュアル撮影の時とまた違う髪型・メイク・衣装だということで、演じる役がどんな風になるのか楽しみですね。

 

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気持ち悪いくらい褒めてくれるんだよね

―結成されてから20年以上が経ち、「明日の元気になる作品を作りたい」という想いが変わらず根本にあるということですが、作品について結成当時から変わったことはありますか?
【岸谷】何も意識していないので自分では分からないのですが、いろいろ変わっているみたいですね。その時に自分が観たい作品を具現化しています。生きているということは間違いなく何かを得ているので、社会人の大人として伝えたいことなどが反映されているのかなとは思いますね。

―「変わっているみたい」というのは、寺脇さんから?
【岸谷】そうですね。あと、寺脇は毎回褒めてくれます(笑)。
【柚希】最高ですね!
【岸谷】今回の作品は特に、気持ち悪いくらい褒めてくれるんだよね。演出の意図を話すと「全然気がつかなかったよ」とか、「あの演出は驚いたよ」とか。真剣佑と立ち稽古(動作や表情などを加える稽古)をした時に僕がつけた動きを、その日の夜飲みに行った時にずっと褒めてくれて(笑)。
【柚希】でもそれは私も見ていてすごく感動しました!
【岸谷】あ、本当!?でも今回は「もういいよ!」って言いたくなるくらい褒められるんだよね(笑)。
【柚希】その立ち稽古で、真剣佑くんの「勢い」に「可愛らしさ」をプラスしていく作業を見ていて、そういう風に作っていくんだなと。座談会では寺さんが真剣佑くんに「演出家としてだけでなく、役者・岸谷五朗としていろいろ教えているんだよ」みたいなことをおっしゃっていて、若い頃の五朗さんだったらこう演じたかもしれないということをふまえながら、「舞台とはこういうものだよ」と教えているのを間近で見て、感動しましたね。

 

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―やはり一番近くにいる寺脇さんは、岸谷さんの良さや変化を全て把握されているんですね。逆に、岸谷さんから見て寺脇さんの変わった部分は?
【岸谷】…変わってないかなぁ。(一同笑)
【柚希】お二人の関係性もそうですけど、変わらないってすごいことですよね。お互いが心を開いて、コミュニケーションをしっかりとって、思ったことを言い合っていないとこの素敵な関係性をずっと継続することはできないわけで。本当に信頼し合って、リスペクトし合っているのをひしひしと感じますね。